初めてのハンドメイド どれがおすすめ?
お家時間にハンドメイドを始めてみたいけど、材料や道具をたくさん揃える必要がありそうで、なかなか手が出せない・・・。そんな方向けに、初心者でも始めやすいハンドメイド8選を記事にまとめました。
初心者におすすめのハンドメイド8選
ハーバリウム
元々は植物学の分野で植物標本としての意味を指す”ハーバリウム”。近年では、透明なガラス容器の中に色彩豊かな花や草を入れて飾ったインテリア用品として、雑貨屋さん等で売られていることが多いです。
ハーバリウムの作り方は、シンプルなのでとても簡単です。材料は100均でも揃えることができ、材料費を安く抑えることができます。
また、危険な工程がないので、小さなお子さんと共同で作業を楽しむことができます。
ハーバリウムに必要な材料
基本的な材料は下記3つです。500円もあればお洒落なハーバリウムを作ることができます。
- 花材(ブリザードフラワー、ドライフラワー、造花)
- ハーバリウムオイル
- ガラス容器
各材料の参考入手先は下記です。
入手先(花材、ガラス容器) | ||||
100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ) | 楽天 | amazon | 手芸店(ABCクラフト) | ハンドメイド通販サイト(minne、Creema) |
入手先(ハーバリウムオイル) | |||||
100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ) | 楽天 | amazon | 手芸店(ABCクラフト) | ハンドメイド通販サイト(minne、Creema) | ホームセンター |
ハーバリウムの作り方
ハーバリウムの作り方は下記の順に行います。簡単な3ステップとなっています。
- ガラス容器内の乾燥チェック
ガラス容器内に水滴や汚れ等で水分が残ったままハーバリウムを作ると、後でカビが生えてくることがあります。容器内はしっかりと乾燥させ、水分が無い状態にしておきましょう。
- 花材のカット
花材をカットし、容器に入れていきます。あまりぎっしり詰めすぎると、容器内に余白が無くなってしまい、少しごちゃごちゃとした印象になるので、適度に余白を持たせるのがおすすめです。全体のバランスを見ながら自分好みの色彩やデザインに仕上げていきましょう。
- オイル注入
ハーバリウムオイルを容器の中に注入していきます。この際に詰めた花材が容器内で動く場合があるので、様子を見ながら少しずつ慎重に注いでいくのがポイントです。もし位置が変わってしまった場合は、割り箸などを入れて位置を戻していきます。容器の蓋をしっかりと閉めれば完成です。
【作品例】ハロウィン ハーバリウム
ハロウィンの時期のインテリアとして、ハロウィンverのハーバリウムを作ってみるのも楽しいですね。オレンジ色を基調とした花材を入れ、差し色に赤や黒を入れるとぐっとハロウィンらしさが高まります。容器に黒猫や魔女などのシールを貼って、デコレーションすれば可愛い装飾の出来上がりです。
レジンアクセサリー
UVレジン液で作るレジンアクセサリーは、最近のハンドメイドアクセサリーの主流になっています。作り方は簡単なものが多く、100均でも基本的な材料が揃えられるので、手軽に始められるハンドメイドの一つです。
レジンアクセサリーに必要な材料
基本的な材料は下記5つです。100均で揃えれば500円台〜700円台くらいで費用を抑えることができます。
- UVレジン液
- UVランプ
- 金具1(レジン液を垂らす皿部分があるもの)
- 金具2(ピアスやイヤリングなど)
- 金具3(Cカン)
- レジン封入材料
材料の参考入手先は下記です。
入手先(UVレジン液、UVランプ、金具、封入材料) | ||||
100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ) | 楽天 | amazon | 手芸店(ABCクラフト) | ハンドメイド通販サイト(minne、Creema) |
レジンアクセサリーの作り方
レジンアクセサリーの作り方は下記の順に行います。作り方はとても簡単です。※UVレジン液が直接手につかないように、ゴム手袋を装着して作業するようにしましょう
- UVレジン液を、金具1の皿部分に垂らす
レジン液をゆっくりと皿部分に流し込みます。粘度があるため、多めに流し込めばぷっくりとしたデザインになります。
- レジン液の中に封入材料を入れる
レジン液は透明なものやブルー等の色付きのものが売っていますが、そのままだと柄がないデザインになります。柄を入れたいという場合は、この工程で材料を入れていきます。ホログラムや星・ハート型、シェルなど様々な材料が売っているので、好みのものを入れていきます。ピンセットや使い捨ての爪楊枝の先などを使って位置を調整していきます。
- UVランプで硬化する
配置が完成したら、UVランプの中に金具1を入れて所定時間硬化させます。※レジン液によって硬化速度が異なります。硬化してすぐはレジンの表面を触らないように注意します。(指紋や埃がついてしまうため)
- 金具2・3を取り付ける
完成した金具1に、ピアスやイヤリングなどの金具をCカンで繋いで取り付けます。この際平やっとこや丸やっとこといった工具を利用します。取り付けができたら完成です。
【作品例】【惑星リングスカイ】レジンアクセサリー
ハンドメイドサイトminneにて、作家として活躍されているCAERULA STELLA’S GALLERYさんの作品。SFの世界に入り込んだようなリアルな惑星が綺麗です。
CAERULA STELLA’S GALLERY 暗闇で光る 惑星リング スカイ】
羊毛フェルト
羊毛フェルトの作品は、暖かな手作り感が楽しめるところが特徴です。特に場所を選ばないためソファに座ってテレビを見ながら作業することもできます。
羊毛フェルトに必要な材料
基本的な材料は下記3つです。200円台〜始めることができ、とてもお手軽です。最初はダイソーや楽天などでスターターキットを購入すると楽チンです。
- 羊毛フェルト
- ニードル
- フェルティングマット(スポンジで代用可)
材料の参考入手先は下記です。
入手先(羊毛フェルト、ニードル、フェルティングマット) | ||||
100均(ダイソー) | 楽天 | amazon | 手芸店(ABCクラフト) | ハンドメイド通販サイト(minne、Creema) |
羊毛フェルトの作り方
羊毛フェルト作品の作り方は、モチーフを何にするかで手順や方法が変わります。ここでは、簡単に大まかな流れの手順を記載しています。
- 羊毛を縦に裂き、数本に分ける
羊毛は最初塊になっているので、適当な大きさにするために裂いておきます。
- 裂いた羊毛を端からしっかり巻き、ボール形にする
きっちり巻いていくことで、土台の生地となる部分がしっかりとします。
- ボール形にニードルを刺して、形を作っていく
針を刺していくと、羊毛が押し込まれて硬くなっていきます。これを繰り返して範囲を広げていくことで、形を作っていきます。
【作品例】羊毛フェルト シュナウザー
Amazonでは下記のスターターセットが販売されています。
デコ電
デコ電はデコレーション電話の略で、2004年ごろに流行りました。スワロフスキーなどでデコるデザインが主流で、今も一つのジャンルとしてデザインが確立しています。
デコ電に必要な材料
スワロフスキーや、上記で紹介したレジン作成パーツなどでデコる方法があります。今回はスワロフスキーを使用する方法でご紹介します。
基本的な材料は下記5つです。スワロフスキーとマジカルトレイは、 PARTS CLUBやABCクラフトなどの手芸屋さんで売っています。
- スワロフスキー
- ピンセット
- 接着剤(PADICOのデコ用ボンドがおすすめ)
- 爪楊枝
- マジカルトレイ(無くても可)
※スワロフスキーはとても小さいので、すぐに裏面にひっくり返ります。マジカルトレイに入れておけば、トレイを振るだけで中のラインストーンが表面にひっくり返ってくれる便利グッズです。
デコ電の作り方
デコ電は一粒ずつスワロフスキーを貼っていく作業方法になります。
- スマホに下絵を書く(もしくはスマホケース)
下絵はとても重要な作業です。下絵がないと、イメージ通りの綺麗なデザインに仕上がりません。紙に書くか、パソコンで描いたものをスマホ(スマホケース)に転写します。
- 下絵にスワロフスキーを貼る
下絵にスワロフスキーを1粒ずつ貼っていきます。この際、接着剤を一気に一面に塗ってしまうと、貼っている最中に乾いていってしまうので、面倒ですが1粒ずつ塗ることをおすすめします。下絵通りに配置できたら完成です。
【作品例】デコくじゃく
ハンドメイドサイトCreemaにて、作家として活躍されているデコ作家さんの作品。緻密なくじゃくのデザインが美しいですね。
ミニチュアガーデン
ミニチュアの世界観が好きな方におすすめなハンドメイドです。浅鉢や家で不要になった器を利用し、そこに草やミニチュアハウスなどを配置して、自分だけの小さな庭作りを楽しめます。
ミニチュアガーデンに必要な材料
基本的な材料は下記4つです。さらに材料を増やせば、よりリアルで凝ったデザインを作ることができます。培養土や植物はホームセンター、ミニチュア製品は楽天・amazon等で売っています。
- 浅鉢や器
- 培養土
- 好きな植物(多肉など)
- ミニチュア製品
※鉢底ネットや鉢底石が必要な場合もあります
ミニチュアガーデンの作り方
ミニチュアガーデンも、生きた植物を植えるので、実際の庭づくりと似たような作り方をします。
- 浅鉢や器に培養土を入れる
土の上にミニチュアが乗るので、土は盛り過ぎに注意
- 土の表面を植栽部分とアプローチ部分に分ける
- アプローチ部分に小石を詰めたり、ミニチュアの家などを配置する
- 植栽部分に植物を植える
植物には適した間隔で水やりを行なってください
【作品例】ミニチュアフルーツガーデン(ミニブリキポット)
ハンドメイドサイトminneにて、作家として活躍されているPINPUITS’S GALLERYさんの作品。色鮮やかなフルーツが目を引きます。
革ひもアクセサリー
スエード紐や本革製のレザーコードを利用した革ひものアクセサリーは、①紐を切る②紐にパーツを組み合わせるので、初心者の方にはとても作りやすいレベル感になっています。革なので使う内に馴染んでくるのも魅力の一つ。また、金属アレルギーがある方も使用できます。
【作品例】リングネックレス
ハンドメイドサイトminneにて、作家として活躍されているkyammi’S GALLERYさんの作品。変形リングのアンニュイなデザインと水牛の革ひもがお洒落な組み合わせです。
スイーツデコ
まるで本物スイーツのような質感を、レジン液や粘土などを使って作ります。ミニチュアサイズで作るので、細々とした作業が得意という方には特におすすめです。綿棒や爪楊枝、割り箸など日常生活の身近なものを駆使して作るという楽しさもあります。
【作品例】フルーツタルトチェーンバッグチャーム
ハンドメイドサイトCreemaにて、作家として活躍されているDainty bitsさんの作品。思わず食べてみたくなる可愛さです。
ワイヤーアクセサリー
ワイヤーアクセサリーとは、アーティスティックワイヤーなどの、変形が可能な細いワイヤーを、曲げたり巻き付けたりして形作ったものです。鉱石に巻き付けてネックレストップにしたり、ワイヤーを形成しレジン液を垂らして花びらのピアスを作ることができます。
【作品例】ラピスラズリペンダント
ハンドメイドサイトminneにて、作家として活躍されている天然石ワイヤージュエリー☆ユニコーンの泉☆さんの作品。繊細なワイヤー装飾が素敵です。
レザークラフト
牛革などを使用したレザークラフトは、作り方が分からない・難しそうというイメージの方も多いかと思います。そのような場合は、まずはクラフトキットから始めてみるのがおすすめです。必要な道具と材料が揃っているほか、作り方の説明書も付いています。時間をかけて作った財布やキーケースなどを、自分で使って革の経年変化を楽しむのもレザークラフトの醍醐味ですね。
【作品例】本革レザークラフト 小銭入れ
ビーズアクセサリー
ビーズアクセサリーは、基本的に作り方はシンプルで、ビーズの単価も安いため、初心者の方が始めやすいハンドメイドです。慣れてくれば複雑な形も作ることができ、ビーズでもリッチな見た目のアクセサリーを作ることができます。また、ハンドメイドサイトなどで、デッドストックの希少なビーズや海外のお洒落なインポートビーズを購入すれば、さらにオリジナルのハンドメイドを楽しめますよ。
【作品例】キャッツアイ ライトローズリング
ハンドメイドサイトminneにて、作家として活躍されているRaccoondog Art Galleryさんの作品。ローズカラーのキャッツアイビーズと、透明色のビーズを組み合わせ、花柄のようなビーズリングが素敵です。
刺繍
刺繍には様々な縫い方や技法があり、それぞれデザインに特徴があります。縫い方を組み合わせることで複雑で美しいデザインに仕上げることができます。上手な刺繍をするには系の張り方や、幅の取り方などある程度の練習が必要ですが、すればするほど上達するのも魅力の一つです。
最初は初心者キットなどで色々な縫い方を勉強してみましょう。手芸屋さんや、ダイソーなどで入手することができますよ。
【作品例】お花刺繍ヘアゴム
キャンドル作り
キャンドルの材料は、100均でも揃えることができ作り方もとても簡単です。基本的な材料は、ろうそくや紙コップですが、ドライフラワーや草、アロマオイルなどを混ぜてアレンジすることもできます。たくさんのバリエーションを作って、インテリアとして飾って楽しんだり、友人にプレゼントしてみるのも良いですね。
【作品例】シャンパンキャンドル
ハンドメイドサイトCreemaにて、作家として活躍されているSACHISANさんの作品。まるで本物のシャンパンのような、お洒落なキャンドルです。