安く短時間で髪が切れる、いわゆる「1000円カット」のお店をよく見かけるようになりました。男性向けのイメージが強いかもしれませんが、最近は女性の利用も増えています。
そこで今回は、女性が1000円カットを利用するうえで知っておきたいことを解説します。1000円カットの代表的なお店「QBハウス」を例に、利用方法も含めて紹介していきますね。
適切に利用することで、美容代を大幅に節約できますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
QBハウスとは
「QBハウス」はヘアカット専門店で、駅構内や駅ビル、ショッピングセンターなどを中心に、全国に約600店舗展開しています。
- 価格が安い（2023年4月1日より税込1,350円）
- 短時間でカット（ヘアカットにかかる時間/平均12分15秒）
- 利用しやすい場所にある
- 技術力が高い
- 予約なしで来店できる
- メニューはカットのみ
- 衛生的（くしやネックペーパーは新品を使用。ハサミは都度除菌）
- 最低限のコミュニケーションでOK
- 予約ができない（混雑時は長時間待つ）
- シャンプー・ブロー、カラー・パーマができない
- リラックスできない
- 担当スタイリストにより、仕上がりに差がある
- 男性客が多く、女性は入りづらい
- スタイリストの指名ができない
利用の流れ
QBハウスの利用の流れは、以下のとおりです。
- 店頭のシグナルで待ち時間を確認（店舗検索画面からの確認も可）
赤/15分以上、黄色/5~10分、青/すぐ - 券売機でチケット購入
支払いは現金が基本。一部店舗で電子マネーの使用も可 - 待合席で順番を待つ
- スタイリストにチケットを渡しオーダー
- カットが終わったら仕上がりを確認・修正
- エアーウォッシャーで吸い取り
1000円カットに向いている女性は？
QBハウスは男性向けのイメージがある人が多いかもしれませんが、最近は女性の利用も増えています。
利用者全体の約2割が女性客
以下、1000円カットに向いている人、向いていない人をまとめます。
こんな女性におすすめ
1,000円カットをおすすめしたい女性は、以下のような方です。
- 美容にかかるお金や時間を節約したい
- シャンプー・ブローは必要ない
- 美容師さんとの会話が苦手
- 髪型をキープするため、少しだけカットしたい
- こまめにカットしたい
- 美容院へ行く予定が立たないので、空いている時間にカットしたい
- 美容院に行く時間がとれないので、子どものカットのついでに自分も切りたい
向いていない女性
逆に、1,000円カットに向いていない女性は、以下のような方です。
- 美容師との雑談を楽しみたい
- 髪型をガラッと変えたい
- 絶対に失敗したくない
- 髪型をどうしたらよいかスタイリストに相談したい
- リラックスしたい
- 髪の毛のクセが強い
女性が利用する際に気をつけたいこと
1000円カットは通常の美容院とは違うところが多いので、以下のポイントを理解したうえで利用しましょう。
予約やスタイリストの指名ができない
予約ができないため、混雑時は長時間待つ可能性があります。QBハウスでは、待ち時間を店頭のシグナルで確認できますので、空いている時に入店するとよいでしょう。
またスタイリストは指名できないので、人により仕上がりが変わってしまうことがあります。
シャンプーやブローはできない
シャンプー・ブロー・パーマ・カラーリングなど、美容院には当然あるメニューがありません。
カットの技術力は高い
一日に多くのお客さんのカットをしているので、技術力が高いスタイリストさんが多いといわれています。
ブローをしてもらえない分おしゃれ感が減りますが、カットの仕上がりは、美容院と変わらないと思ってよいでしょう。
追加料金はかからない
カットが10分以上かかっても、追加料金はかかりません。気に入らないところがあれば、遠慮なく言って修正してもらいましょう。
オーダーに時間がかけられない
ヘアスタイルに制限はありませんが、時間をかけて髪型の相談をするのは難しいです。事前にオーダーの内容を決めてから行きましょう。
【女性用】1000円カットでの髪型の頼み方例
- 全体的に○㎝カットしてください
- 肩くらいのボブで、重くなりすぎない感じにしてください
- 前髪は目にかかるくらいにしてください
- トップは長めにしてください
- サイドは耳にかかるくらいにしてください
- 毛先をすいて軽くしてください
- 伸びた分だけカットして、髪型をキープしてください
一般的な美容院とは違い、理想通りにカットしてもらうためには、具体的にオーダーすることが大切です。気に入った髪型のタレントさんのスクショや、ヘアカタログを見せてオーダーするのもよい方法です。
- 長さはおまかせします
- 若い感じにしてください
- 似合うように適当に切ってください
ロングからショートにする場合
- 「耳たぶくらいまで短くカットして、前髪は眉毛くらいに短くしてください。毛量も少し減らして欲しいです。」
- 「マッシュショートにしてください。襟足は少し残して、全体的にふんわりとした雰囲気にしてください。」
- 「ボブ風にしてください。前髪は斜めに流して、毛先は少し外ハネになるようにしてください。」
ベリーショートにする場合
ベリーショートにする場合、以下のポイントを伝えるのがおすすめです。
- ミリ単位で長さを伝える
- カットイメージを伝える(刈り上げ、マッシュ、ツーブロック)
- 前髪の長さ
上記のポイントを押さえた上で次のように頼むといいでしょう。
- 「3mmで刈り上げてください。前髪は眉毛くらいに短くしてください。」
- 「マッシュショートにしてください。サイドは短く、頭頂部は長めに残してください。前髪は上げたいので、短く刈ってください。」
- 「ツーブロックにしてください。サイドと後ろは5mmで、上部は1cmでお願いします。前髪は下ろしたいので、眉毛くらいに短くしてください。」
毛先だけを軽くすいてもらいたい
1000円カットで毛先だけを軽くすいてもらいたい場合は、以下のポイントを伝えるのがおすすめです。
まずは、ストレートに「毛先だけ軽くすいてください」と伝えるのが一番確実です。
その上で下記を意識してください
すき方のイメージを伝える
- 「全体的に少しだけ量を減らしたい」
- 「毛先の重さをなくしたい」
- 「毛先を動きやすくしたい」
- 「傷んだ部分はカットしてほしい」
具体的な長さや量を伝える
- 「指1本分くらいすいてください」
- 「毛先を5cmくらいカットしてください」
- 「全体的に10%くらい量を減らしてください」
上記のポイントを押さえた上で次のように頼むといいでしょう。
- 「毛先を全体的に少しだけ量を減らして、動きやすくしてください。」
- 「毛先を5cmくらいカットして、傷んだ部分は取り除いてください。」
- 「指1本分くらいすいて、毛先を軽くしてください。」
まとめ
女性が1,000円カットを利用する際に気を付けたいことについて解説しました。
通常の美容院では、シャンプー・カット・ブローで5,000円以上かかってしまいますので、1,350円でカットしてもらえるのはうれしいですよね。美容代節約のために、初めての方もぜひ利用を検討してみてくださいね。
1000円カットは、同じスタイリストに毎回担当してもらうことができないので、イメージが伝わりにくいというデメリットがあります。初めての担当者でもわかるように、オーダーの仕方を工夫しましょう。
また、スタイリストにより技術力やセンスに差があるという口コミが多いです。「絶対に失敗したくない時」や「髪型を大幅に変えたい時」などは、時間をかけてオーダーできる美容院がおすすめです。