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A4を半分にすると何cmになる?ワードでA4を半分に印刷する方法

一般的に、用紙サイズの基準値としてよく目にするのがA4サイズですね。

本記事ではA4を基準に展開される用紙サイズをはじめ、パソコンのワードで印刷する際の設定や、注意すべき項目などを詳しく解説します。

A4の半分は何サイズ?

最初にA4を基準に展開されるサイズについてみていきましょう。

A4の半分はA5サイズ

A4サイズは210×297ミリで、その半分はA5サイズで、148×210ミリです。

A4の倍はA3サイズ

一方で、A4の倍となるA3サイズは、420×297ミリです。

A4サイズはなぜその大きさなのか?

A4サイズって何を基準に決めらているのでしょうか?

この章では、用紙の規格であるA判とB判について詳しくみていきます。

A判は「ISO 216」で規格化されている

紙のサイズを規定する国際規格のなかで、A判のサイズを定めているのが「ISO 216」です。

A判で最大サイズのA0は841×1189ミリで、A1が594×841ミリ、A2が420×594ミリのようにその値はA10に至るまで、数字が一つ増えるごとに面積が半分づつになっていきます。

B判は日本独自の「JIS規格」によるもの

B判は国内のJIS規格によるもので、最大サイズのB0は1030×1456ミリで、最小のB10に至るまで、数字が1つ増えるごとに面積は半分になります。

A判の規格一覧

A判の規格です。

<A判サイズ表>

サイズ
A0 841×1189ミリ
A1 594×841ミリ
A2 420×594ミリ
A3 297×420ミリ
A4 210×297ミリ
A5 148×210ミリ
A6 105×148ミリ
A7 74×105ミリ
A8 52×74ミリ
A9 37×52ミリ
A10 26×37ミリ

B判の規格一覧

次にB判の規格表です。

<B判サイズ表>

サイズ
B0 1030×1456ミリ
B1 728×1030ミリ
B2 515×728ミリ
B3 364×515ミリ
B4 275×364ミリ
B5 182×257ミリ
B6 128×182ミリ
B7 91×128ミリ
B8 64×91ミリ
B9 45×64ミリ
B10 32×45ミリ

A4サイズの用紙の縦横比率は?

用紙の縦横比率について、A4サイズに限らずある一定の法則があるようです。

用紙の縦横比率はすべて「1:√2」の白銀比である

用紙の縦横比率は「1:√2」で表すことができ、これは「白銀比」といわれています。

その比率は、古くからの建造物である「五重塔」や「伊勢神宮」などに取り入れられてきた比率で、大工の間では「神の比率」ともされてきました。

例えば縦が100ミリの場合、横の比率を√2(1.414)とした場合141.4ミリとなり、この形はデザイン的にも美しい「白銀長方形」とされています。

 

私たちが美しいと感じる比率がこれなんですね。

A4を縦横比を維持して1/2サイズで印刷する時の倍率

実際にコピー機などでA4サイズを半分にして印刷したい場合、その比率は何%に設定すればよいのでしょうか?

この疑問に対して解説します。

A4の半分のサイズ「A5」で印刷するときは71%

A4の半分となればA5サイズですが、単純計算ではA4の面積の1/√2サイズの計算になるので、その値は1/1.414≒0.707、つまりその割合は71%です。

A4の倍のサイズ「A3」で印刷するときは141%

先ほどの計算と同じ理屈で計算すると、A3はA4の面積の√2倍なのでその値は1.414≒141%です。

ワードでA4を半分に印刷する方法

パソコンのWordで作成したA4の文書などを、半分のサイズで印刷したい時の方法を解説します。

ワードの印刷設定方法|Word2010

バージョンがWord2010の場合の手順です。

<手順>

  1. リボンの「ファイル」から「印刷」を選択
  2. 「設定」から「1ページ/枚」を選択
  3. 「用紙サイズの指定」からA5を選択
  4. 印刷

ワードの印刷設定方法|Word2016

次にWord2016の場合です。

<手順>

基本的にはWord2010と同じ手順ですが、「設定」から「1ページ/枚」を選択して

用紙サイズでA5を選択することがポイントです。

A4用紙の半分折りが入る封筒は?

この章では、A4で印刷した書類を封筒に入れる場合の方法について解説します。

横半分(二つ折り)なら「角形6号」

A4の横(297ミリ)を二つ折りにすると210×148.5ミリなので、そのサイズが入る封筒は角形6号(229×162ミリ)でしょう。

角形6号でA4書類1枚を送る場合の郵便料金は、定形外郵便物(規格内)で50g以内120円が適応されます。ただし、A4用紙以外の郵便物が入った場合には、最大1kg以内で580円です。

縦半分(二つ折り)なら「長形1号」

A4の縦(210ミリ)をに二つ折りにすると105×297ミリです。

このサイズが入る封筒は長形1号(142×332ミリ)でしょう。

この場合の郵便料金も角形6号同様に、定形外郵便物(規格内)が適応されます。

*参照:【郵便局】国内の料金表(手紙・はがき)

用紙サイズの規格や比率を知って、かしこく活用しよう

A4サイズは、書類の提出などでは標準となる場合がほとんどでしょう。

用紙の規格サイズについては、本記事でお伝えしたとおりA判・B判というカテゴリーの中でA0・B0からA1・B1といったように数字が大きくなるにつれてサイズが縮小されていきます。

このような規格・比率を知っておけば、今後書類作成やコピー機での印刷の際にはきっと役にたつことでしょう。

まとめ

A4を標準とする用紙の縦横比率は、古くから伝わる「神の比率」といった白銀比に由来する「美意識」の産物なんですね。

普段なにげなく使っている書類のサイズの意味や由来を知った上で、身の回りのノートや本などにも目を向けてみると新たな発見があるかもしれませんね。

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