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「シャボン玉石けん」が危険だから買ってはいけないって本当?

カード

笑った赤ちゃんのロゴでおなじみの「シャボン玉石けん」は、子どもの頃に実家で使っていて、今もご家族で使われている方が多いのではないでしょうか?

安心感や懐かしさを感じるでしょう、日本の一般家庭で馴染み深い日用品の1つであるシャボン玉石けんですが、ネットの口コミ等では「危険」だという声が近年多く挙げられています。

昔から使っている人は驚いてしまう状態ですが、挙げられている悪い噂は本当なのでしょうか?

今記事では「シャボン玉石けんが危険」だといわれている噂の内容と、噂が真実なのかどうかを製品と企業が発信しているメッセージを元に解明します。

「シャボン玉石けん」とは?

「シャボン玉石けん」は子供の頃から使っているという方が多いポピュラーな石鹸ですが、一方で実家や家庭では別のメーカーの石鹸を使っているので「知らない」という方も大勢います。

シャボン玉石けんは、福岡県北九州市若松区に本社がある「シャボン玉石けん株式会社」が製造・販売している石鹸商品の総称です。

浴用固形石鹸が有名ですが、洗濯用粉石鹸・洗濯用液体石鹸・手洗い用液体石鹸・石鹸シャンプーやクエン酸リンス・赤ちゃん用全身シャンプー・漂白剤や歯磨き粉等も製造・販売しています。

シャボン玉石けんの原材料が危険?

シャボン玉石けんの原材料は、大きく分けて、油脂と水と水酸化ナトリウムからできています。

油脂

  • 牛脂
  • パーム油
  • パーム核油
  • 米ぬか油
  • その他(商品によって異なる:ツバキ油、ひまわり油、オリーブオイル、アボカドオイル、グレープシードオイルなど)

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)

シャボン玉石けんは、合成界面活性剤、香料、着色料、酸化防止剤(EDTA-4Naなど)を一切使用していない無添加石けんが特徴です。

また、昔ながらの釜炊き製法「ケン化法」で作られているため、原料の油に含まれる天然の保湿成分が石けんにも含まれ、洗い上がりの肌もしっとりします。

以下に、代表的なシャボン玉石けんの原材料をご紹介します。

  • シャボン玉浴用 100g
    • 成分:石けん成分(牛脂、パーム油、パーム核油、水、苛性ソーダ)
  • シャボン玉スノール純石けん
    • 成分:石けん成分(牛脂、パーム核油、水、苛性ソーダ)
  • シャボン玉せっけん 無添加 フェイスソープ
    • 成分:石けん成分(パーム油、パーム核油、水、苛性ソーダ)、クエン酸

添加物が入っていないので、肌にとって危険な点はありませんので安心して使うことができますよ。

シャボン玉石けん vs 添加物入り石鹸 原料を比較してみる

 

シャボン玉石けん 無添加せっけん

添加物入り石鹸 例

備考

石けん素地

釜炊き製法

釜炊き製法 or 中和製法

釜炊き製法:じっくり時間をかけて作る伝統的な製法。添加物が少なく、肌への負担が少ない。

中和製法:比較的短時間で大量生産できる製法。添加物が使われることが多い。

油脂

ヤシ油、パーム油、オリーブ油など

ヤシ油、パーム油、ラウリン酸Na、オレイン酸Naなど

油脂の種類によって、泡立ちや洗浄力、肌触りが変わる。 シャボン玉石けんは、肌に優しいとされる植物性油脂を複数使用している。

添加物

なし

蛍光剤、香料、防腐剤、酸化防止剤、着色料など

添加物は、アレルギーや肌荒れなどの原因となる可能性がある。 シャボン玉石けんは無添加なので、肌が敏感な方でも使いやすい。

その他

水、グリセリン、EDTA-4Naなど

グリセリン:保湿成分。

EDTA-4Na:キレート剤。水中のミネラルと結びついて、汚れを落としやすくする。

このように、添加物入りの石鹸は、アレルギーや肌荒れの引き金になることがあるので、シャボン玉石鹸よりもよっぽど危険です。

シャボン玉石けんの使い方

シャボン玉石けんの使い方は、一般的な固形石鹸・洗濯洗剤等と変わりません。

手洗い用液体石鹸等のポンプ式容器入り製品も、他のメーカーが出している製品と同じように容器のポンプを押して使用します。

石鹸シャンプーはクエン酸リンスの併用が必須!

シャボン玉石けん等の石鹸メーカーが出している「石鹸シャンプー」は、指通りが良くなる添加物や成分が入っていません。

純粋な石鹸なので、石鹸シャンプーを使って髪を洗うと、髪がギシギシして指通りの悪い仕上がりになります。

これは成分が悪い訳ではなく、石鹸のアルカリ性がタンパク質で出来ている髪に反応しているからです。

クエン酸を使うと、クエン酸の酸性が石鹸のアルカリ性を中和して髪のギシギシ感が無くなります。

 

指通りも良くなるので、一般的なシャンプー・リンスと同等の仕上がりになりますよ!

シャボン玉石けん等が販売している石鹸シャンプーを使う時は、クエン酸リンスを必ず一緒に買って使うようにしましょう。

「シャボン玉石けんは危険」と何故噂になっている?

シャボン玉石けんについて先ずはご紹介しましたが、ここからは記事の本題である「シャボン玉石けんの悪い噂」について取り上げます。

シャボン玉石けんは現在、ネットの口コミ等で「危険だ」という噂が流れて広がっています。

口コミでは、どんなネガティブな噂が流れているのでしょうか?

下記は口コミで多く挙げられている、シャボン玉石けんのネガティブな噂です。

界面活性剤が入っているから「危険」

先ず多く挙げられていた噂は「シャボン玉石けんは、界面活性剤が入れられているから危険」というものです。

シャボン玉石けんは『無添加石鹸』だと、企業は自社HPや広告等で明示しています。

その一方でシャボン玉石けん株式会社は、創業初期に合成洗剤を製造・販売していた会社としても有名です。

過去に自社製品の合成洗剤による発疹等の健康被害事件を起こした事がある為、事件を知っている人が「実は今も石鹸に合成洗剤や化学製品を使っていて、材料を偽装しているのではないか?」と疑っているようです。

企業を信用していない人達が「シャボン玉石けんが明示している材料と製造方法は虚偽であり、実は環境と人体に悪影響を及ぼす界面活性剤が使われている」という噂を、ネット等を使って流しているようです。

またシャボン玉石けんの製品は泡立ちが良くて質が良い為、逆に品質が良い事で「実は本物の石鹸では無いのでは?」と疑っている人も多いようです。

広告宣伝が挑発的で「危険」

シャボン玉石けんが危険だと噂されている2つ目は「広告宣伝で挑発しているから危険」というものでした。

企業のHPを確認すると、自社製品の良さをアピールする一方で『大切な人が使うもの、きちんと選びたいですよね?』という、他メーカーの製品を否定していると感じてしまうようなメッセージが書かれています。

また『あなたが考えるやさしさは、本当のやさしさでしょうか?』『これからは、石けんもやさしさで選んでみてください』という、消費者に対しても人格を否定しているようなメッセージが書かれてしまっています。

このように広告宣伝の文章が偏っている為に、人間の本質を悪とする「右翼的な考え方をしている危険な会社」だと思っている人が多いようです。

啓発活動の意識が高過ぎて「危険」

シャボン玉石けんのネガティブな噂で、3番目に多く挙げられていたのは「啓蒙活動の意識が高すぎて危険」という口コミでした。

シャボン玉石けんは現在、SDGs(持続可能な開発目標)やサステナビリティ(持続可能な発展)に対して積極的に活動しています。

洗剤が流れてしまう危険がある川や海の水の汚染を阻止する事の大切さを消費者に教える啓発活動を、企業HP等で頻繁に行っています。

また企業側も石鹸の材料であるパーム(アブラヤシ)畑の農業支援や、梱包容器をプラスチックでは無く自然品を使っている等といった、SDGs・サステナビリティに対しての取り組みをアピールしています。

しかしこの事によって「石鹸を使う自分達に川や海を一切汚すなと伝えてきている」と消費者が受け止めてしまい「環境保全活動を消費者に強要する会社」だと思われてしまっているようです。

シャボン玉石けんは本当に「危険」なのか!?徹底検証と結論

シャボン玉石けんは「石鹸に界面活性剤が入っている」「広告宣伝が右翼的」「啓発活動の意識が高過ぎる」という、製品と企業のどちらも危険であるという悪い噂が広がってしまっています。

ここからは噂が真実なのかどうかを、製品と広告戦略の理由を通して確認します。

石鹸はシンプルな材料で製造

シャボン玉石けんの作り方は、企業の公式HPを確認すると油脂(脂肪酸・グリセリン)に、苛性ソーダまたは苛性カリを加えて作っていると記載されています。

シャボン玉石けんで使われている油脂は、牛脂・パーム油・米ぬか油等の自然物です。

苛性ソーダは「水酸化ナトリウム」の別名で、水酸化カルシウム(消石灰)と炭酸ナトリウムを混ぜ合わせて生成します。

苛性カリは「水酸化カリウム」の別名であり、塩化カリウムの水溶液を電解して生成します。

苛性ソーダと苛性カリは人工的に作られている物質ですが、苛性ソーダは石鹸を作る際に必要不可欠な材料です。

また苛性カリは炭酸カリウムの原料であり医薬品にも使われている、食べても人体に影響が無い物質です。

苛性ソーダは食べられず薬局等では劇薬として扱われていますが、手作り石鹸を含めて市販されている石鹸や洗剤の殆どに苛性ソーダが含まれています。

加えて石鹸は口に入れて食べる物では無いので「シャボン玉石けんには劇薬の苛性ソーダが入っている」からと、人体への悪影響を過剰に心配する必要は全くありません。

上記から、シャボン玉せっけんの製品は噂がされている界面活性剤は勿論、添加物や香料も使用していない『純粋な無添加石鹸』であると判断出来ます。

 

むしろ、お肌に優しい石鹸ということね。

(参考元:シャボン玉せっけん株式会社「石けんについて」

石鹸は「釜炊き製法」を用いて製造

シャボン玉石けんは最低限の材料だけを使って作られており、添加物や香料等は一切加えられていません。

そのため『無添加石鹸』だと企業が伝えている情報は、真実です。

更にシャボン玉石けんは「釜炊き製法」という、昔ながらの石鹸作りの方法を採用して製造しています。

釜炊き製法(ケン化法)は、釜の中に入れた油脂を加熱・撹拌させてから苛性ソーダまたは苛性カリの水溶液)を加えて熟成させる事で、油脂を脂肪酸とグリセリンに分解させる製造方法です。

分解した脂肪酸がナトリウムと結合することで、石鹸が出来上がります。

シャボン玉せっけんは、古くからの伝統に忠実に従って石鹸を作っています。

意識が高い広告は地球環境への想いが強いから

次に多く挙げられている悪い噂である「右翼的な会社」という口コミですが、シャボン玉せっけん株式会社が右翼会社であるという根拠はどこにもありませんでした。

さらにSDGsやサステナビリティに対する意識が高過ぎる件については、企業が環境破壊を危惧している気持ちが強いからだと推測されます。

地球環境を守りたい想いが強い故に、広告のメッセージ発信や啓発活動が過剰になる程に積極的に行われている状態だと考えられます。

また企業は特定のメーカーを名指しで否定したり、消費者を名指しで否定する行為は一切行っていません。

企業がHPで消費者に対して書いているメッセージの『やさしさ』は、美しい川や海・自然を守りたいという地球への想いです。

消費者に対して、企業は環境保全の協力は求めていますが「自社製品を必ず買って地球環境を全力で保全しろ」と強要はしていません。

メッセージが偏っている為に多くの人々から誤解されてしまっていますが、シャボン玉せっけんは地球と人に『やさしい』製品を取り扱っている安心・安全が保証されている会社だとも考えられます。

シャボン玉石鹸商品バリエーション

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シャボン玉石鹸はどこに売ってる?

シャボン玉石けんは、ドラッグストアやスーパー、百貨店など様々な場所で販売されていますが、販売場所によって値段が異なる場合があります。

  • オンラインショップ
    • 公式オンラインショップでは、会員価格で購入することができます。
    • Amazonや楽天などの通販サイトでも販売されていますが、価格は変動することがあります。
  • ドラッグストア
    • 商品の種類やグラム数によって値段が異なりますが、比較的安価で購入できることが多いです。
  • スーパー
    • ドラッグストアよりもさらに安価で購入できることが多いですが、取り扱っている商品の種類やグラム数が限られている場合があります。
  • 百貨店
    • ギフトセットなど、特別なパッケージの商品を取り扱っていることが多く、値段も高めです。

まとめ

シャボン玉石けんは、

・界面活性剤が入っている

・右翼会社である

・消費者に地球環境保全を強要する

上記3点で「危険」だという口コミが多く挙げられていますが、いずれもデマです。

石鹸は必要最低限の素材だけを使った純粋な『無添加石鹸』であり、古くからの伝統製法で作られています。

広告のメッセージや啓発活動に関しては、企業の強い『地球環境への想い』が滲み出ているからです。

企業の啓発活動についてはメッセージに過剰に反応した人達が、ネガティブな方向に誤解して口コミで批判していると考えられます。

シャボン玉せっけんは他企業を否定しておらず、消費者の人格も否定していません。

また現在は合成洗剤の製造をしておらず、無添加石鹸商品のみを製造・販売しています。

シンプルな材料をシンプルな製法で作った『人と地球にやさしい』シャボン玉せっけんを、これからも安心して使って下さいね!

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