日常的にワインをエンジョイしている人であれば、コルクを開ける時のワインオープナーは必需品ではないでしょうか。
しかしながら、たまにしかコルクを開けなかったり、ワインオープナーが身近になかったりといった場合、その代用品として何を使えばいいのでしょうか?
本記事では、そのような疑問に答えるべく、代用品や裏ワザについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
アーミーナイフ、ソムリエナイフ、缶切りに栓抜きが付属している場合あり
ワインオープナーがない時、まずは身の回りに代用品がないかを確認してみましょう。
そんな時には、身近なところにアーミーナイフやソムリエナイフ、そして缶切りがないかを探してみましょう。
これが意外と代用品になるのです。
「栓抜き」が付いているかを確認する
身近なところにアーミーナイフやソムリエナイフ、缶切りがあればよく見てみましょう。
本体に栓抜きが付いていませんか?
多くの場合、渦巻状の栓抜きが付いていますよ。
コルク抜きの代用品:開け方と注意点は?
アーミーナイフやソムリエナイフがなかった場合や、缶切りに栓抜きが付いていなかった場合でもコルクを抜くための代用品があります。
この章では、こんな時に役立つ代用品について項目別に解説していきます。
ネジとドライバーとペンチ
家庭の道具箱にネジ・ドライバー・ペンチが入っていませんか?
これらはワインオープナーの代用として大いに役立ちますよ。
<手順>
- ドライバーを使ってネジをコルクの中心に回し差し込む
- ネジの頭を少し残して、ゆっくりとペンチで引き抜く
注意点
- ネジを回し込む際、コルクを貫通しないようにしましょう
ドライバーがない場合には、フォークをネジ頭に挟み込むとうまく回せますよ。
フォーク、ナイフ
フォークやナイフをコルクに直接刺して回せば、簡単にコルクが抜けます。
注意点
- フォークやナイフはコルクの直径よりもなるべく小さな方が差しやすい
- ある程度回しながら一旦抜いて、別の場所にまた刺すとうまくいきます
- コルクの長さが短い場合には不向き
- ナイフで手を怪我しないよう手袋を使用するとよい
アイスピック(たこ焼きピック)
アイスピックやたこ焼きピックを活用したコルクの抜き方を解説します。
先端で怪我しないように要注意です。
<手順>
- アイスピックをコルク栓に対してやや斜め方向に突き刺します
- 引き抜く際には、真っ直ぐではなくコルクを斜めに押し上げるイメージ
竹串
手順はアイスピックの場合とほぼ同じイメージですが、折れやすい材質なので、突き刺す場合にはゆっくりと回す感じで試みましょう。
コルクの素材に関して、硬めの場合は突き刺しにくいので、柔らかめのコルクに対しては有効な方法です。
ハサミ
この場合、ハサミの片方の刃を使います。
コルクに対してやや斜め方向に突き刺したら、ハサミのハンドルに手を添えながらゆっくりと回して押し上げる感じで抜きます。
この場合も先端に注意しましょう。
できるだけコルクの半径に合った小さめのハサミを使うとうまくいきますよ。
鍵
優先的に使うということではなく、あくまでも他の道具がない場合の切り札的な代用品として鍵を使う場合も想定しました。
コルクに対しての突き刺し方や抜き方は、アイスピックやナイフ同様に斜め方向がいいでしょう。
引き抜く際には、コルクと鍵を一緒に持ちながらお互いを逆に回しながら行うと効率的です。
バスタオル
バスタオルを利用する方法にはちょっとしたコツが必要です。
<手順>
- バスタオルはできるだけ厚手のものを何重か畳んでボトルの下にあてる
- タオルをあてたボトルを手に持ち、垂直方向にタオル面を固い壁などに何度か打ちつける
- コルクが徐々に上がってくるので、様子を見ながら手で引き抜く
このようにボトルの底を叩くことで、ボトル内のワインに気泡ができ、コルクが押し上がるのです。
バスタオルを使う方法は、鍵の場合のように代用品が見当たらない時の切り札的な方法として覚えておくといいでしょう。
靴
靴を使う方法は、バスタオルの場合と物理的には同じ仕組みです。
まずボトルの底に対して靴底のかかとにあたる固い部分を押し当てます。そして固い壁などに垂直に何度も打ちつけることで気泡ができ、コルクを押し上げます。
ここで注意しておきたいのは、バスタオルの場合も靴の場合もボトルの破損リスクがあることです。
これらを理解し、最適な方法でコルクを抜きましょう。
コルク抜きはなくても大丈夫!でも慎重にやること
いざワインを飲もうとコルクを抜こうとした時、手元にワインオープナーがなかった場合の代用品や裏技の数々を紹介しましたが、基本的にはいろいろな方法でコルクを抜くことができるので決して焦る必要はありません。
かといっても、代用品としてのアイスピックやハサミなど、本来の使用目的とは違った方法でのコルク抜きは危険リスクを伴うので、その扱いは慎重にしたいものです。
本記事で紹介した方法は、あくまでも代用品であり裏技なので、ワインを頻繁に「たしなむ」のであれば、手元にワインオープナーを揃えておきましょう。