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キッチンハイターの危険を無くす液体タイプと泡タイプの正しい使い方!

暖かくなってくると、キッチンの排水口のにおいや菌の繁殖が気になってきますよね。そんな時に役に立つのがキッチンハイターです。

本記事では、キッチンハイターを徹底解説。液体タイプと泡タイプの使い分け、用途、キッチン以外で使える場所などを紹介します。使用方法を熟知し、こまめに使うことで、清潔なキッチンをキープしましょう。ぜひ最後までお読みくださいね。

キッチンハイターとは?

キッチンハイター」は、花王が販売する台所用漂白剤です。

キッチンやキッチン用品の

  • 除菌
  • 漂白
  • 消臭

に使用できます。

花王の「ハイター」シリーズではキッチンハイターなどの台所用漂白剤以外に、以下の用途のものが発売されています。

ハイターの種類
  • 衣料用漂白剤
  • 排水口ヌメリ取り
  • 住居用洗剤
  • お風呂用お手入れ品
  • トイレ用お手入れ品

詳細は、花王公式サイト「ハイターの製品一覧」からご確認ください。

キッチンハイターの種類

キッチンハイターには、液体タイプ泡スプレータイプの2種類あります

キッチンハイター(液体タイプ)

画像引用:Amazon

キッチンハイター」は原液を水で薄めて使うタイプです。希釈液で拭いたり、つけ置きで、除菌+消臭+漂白できます。

容量は3種類
  • 小/600ml
  • 大/1500ml
  • 特大/2500ml
用途

まな板、食器、哺乳瓶、お弁当箱、ふきん、冷蔵庫内など

キッチン泡ハイター

画像引用:Amazon

キッチン泡ハイター」は、水で薄めることなく、直接スプレーして使えます。排水口や三角コーナーなど触りたくない場所も、スプレーすることで除菌・消臭ができます。

容量
  • 400ml
  • 詰め替え用(400ml)
用途

まな板、包丁、食器、水筒、お弁当箱、シンク、排水口、三角コーナーなど

キッチンハイターの成分

キッチンハイターの主成分は

  • 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)
  • 水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
  • 界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)

で、液性はアルカリ性です。

塩素系の消毒剤「次亜塩素酸ナトリウム」に、次亜塩素酸ナトリウムの浸透を助ける「水酸化ナトリウム」、汚れを落とす成分「界面活性剤」が配合されています。

ハイターとの違い

ハイター」は、塩素系衣料用漂白剤です。洗濯で落ちない黄ばみ・黒ずみを漂白できます。ただし、色物、ガラ物には使用できません。あとは一部の特殊な繊維にも使用できないので不明な時はメーカーに問い合わせるのも手です

キッチンハイターとの違いは、ハイターには汚れを落とす成分である界面活性剤が入っていないことです。台所用ふきん、台ふきんなどの汚れを落とすには、洗浄成分の入った「キッチンハイター」につけ置きするのがよいでしょう。

衣料用には、酸素系漂白剤「ワイドハイター」シリーズもあります。こちらは、色柄物にも使用できます

ワイドハイターの成分は

  • 過酸化水素(酸素系)
  • 界面活性剤

などです。

キッチンハイターの使い方

液体タイプのキッチンハイターは、水でうすめて使います。以下具体的な使用方法を解説します。

調理器具や食器

以下の割合の希釈液につけ置きした後、水ですすいでください。

希釈の目安

5Lにキャップ約2杯(キャップ1杯約25ml)

つけ置き時間
  • 除菌・消臭/約2分(木製まな板は5分以上)
  • ウィルス除去/洗浄後、約30秒
  • 漂白/約30分

水ですすぐ際は、シンクもしっかり洗い流すようにしましょう。ステンレスでも長時間液がついたままにすると、サビの原因になることがあります。

ふきん

以下の割合の希釈液につけ置き、水ですすいでください。

希釈の目安

5Lにキャップ 約1.2杯

つけ置き時間
  • 除菌・消臭/約2分
  • 漂白/約30分

冷蔵庫内などの拭き掃除

以下の割合の希釈液で絞った布で拭いた後、水拭きをします。

希釈の目安

1Lにキャップ 約0.4杯

キッチン泡ハイターの使い方

約10㎝離れたところから、対象物に直接スプレーします。(10cm四方当り5回スプレー)

以下の時間放置した後、流水で30秒以上洗い流してください。シンクも十分に洗い流すようにしましょう。

放置時間

除菌・消臭・ウィルス除去

  • プラスチック製まな板、排水口のごみ受け/約30秒
  • 上記以外/約2分

漂白・ヌメリ除去】約5分

キッチン以外での使い方

キッチンハイターは、キッチン以外でも使用することができます。

ドアノブの除菌

「キッチンハイター」を以下の割合で薄めた液で絞った布で拭いた後、水拭きをします。

希釈方法

1Lにキャップ 約0.4杯

お風呂のカビ取り

風呂専用のハイターもありますが、「キッチンハイター」でもお掃除できます。

以下の希釈液をキッチンペーパーに染みこませて、落としたい場所に貼り付けます。1~2時間放置して、洗い流します。

希釈の目安

2~3倍の水で希釈

ゴムパッキンの部分の黒ずみ

ゴムパッキンの部分の黒ずみには、「キッチン泡ハイター」が便利です。

キッチン泡ハイターを直接スプレーし、1時間程度放置し、ブラシでこすりながら水洗いをするとすっきりと落とすことができます。

トイレ掃除

トイレの黒ずみリングには、「キッチン泡ハイター」が便利です。泡状なので、液が汚れに密着します。

汚れにスプレーし、しばらく置いた後、トイレブラシでこするとすっきりします。最後に水で流しましょう。

洗濯槽

塩素系漂白剤が使用可能な洗濯機の洗濯槽の洗浄には、「キッチンハイター」が使用できます。

事前に、洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。

洗濯槽の洗浄の仕方
  1. 洗濯槽の上位まで水をためる
  2. 10Lにつきキャップ2杯(50ml)を入れる
  3. 2~3分運転する
  4. 2~3時間放置
  5. ゴミが浮いてきたら、ざるやネットですくい取る
  6. 標準コースで「洗い・すすぎ・脱水」する
  7. ごみが浮いてくるようなら、もう一回運転する

キッチンハイターが使えないものは?

キッチンハイターは、強い塩素系漂白剤ですので、使用できない素材があります

使えるもの、使えないものは以下のとおりです。

使えるもの

白色ふきん、メラミン以外のプラスチック製品、木・竹製品、ステンレス製品、陶器、シリコン製品、ナイロン製品、人工大理石、ガラス器

使えないもの

色柄ふきん、食品、メラミン食器、漆器、ステンレス以外の金属製品、天然石・獣毛、水洗いできない製品や場所、塩素系は使えないと表示にあるもの

キッチンハイターを使用するときの注意点

キッチンハイターを使用する際に注意することをまとめます。間違った使い方をすると非常に危険ですので、説明欄をよく読み、正しく使うようにしましょう。

酸性の製品と一緒に使わない

酸性の製品と一緒に使用すると有毒ガスが発生して非常に危険です。命にかかわることもありますので、絶対に混ざらないよう注意してください。

必ず単独で使うようにしましょう

食酢アルコール生ごみにも混ざらないように注意しましょう。

花王公式サイトQ&A『塩素系の「ハイター」シリーズに表示されている「まぜるな危険」とは?』

手袋を使う

使用する際には、炊事用ゴム手袋眼鏡などを着用しましょう。手でそのまま扱うと、ぬるぬるしたり、炎症が起きたりすることがあります。

目に入った時は失明のおそれがある。こすらずただちに流水で15分以上洗い流し、痛みや異常がなくても直後に必ず眼科医に受診する。

皮ふについた時は、すぐに水で充分洗い流す。異常が残る場合は皮ふ科医に相談する。

花王公式サイト「キッチンハイター」補足情報・応急処置

換気を十分に行う

換気扇を回す、窓を開けるなど必ず換気をしながら使用するようにしましょう。体調がすぐれない方は、使用は控えた方がよいですね。

使用中、目にしみたり、せき込んだり、気分が悪くなった時は使用をやめてその場から離れ、洗眼、うがい等をする。

花王公式サイト「キッチンハイター」補足情報・応急処置

誤飲に注意

漂白剤の誤飲に注意しましょう。

誤飲してしまうケースには

  • カップに希釈した漂白剤を入れて置いてあったものを、誤って飲んでしまう
  • 漂白をしていることに気づかずに、カップの中の液を捨てた後、すすがずにそのまま飲み物を入れて飲んでしまう
  • 子どもが、原液を飲んでしまう

などがあります。

  • 漂白しているものはキッチン台に置かず、シンクに置く
  • 漂白中」のメモを一緒に置く

など工夫して、家族が取扱いを間違えないよう注意しましょう。

また子供が原液を飲んでしまわないよう、お子さまの手の届かない場所に保管するようにしてくださいね。

原液や熱湯で使わない

原液をそのまま使ったり、熱湯で希釈するのはやめましょう。

時間経過で濃度が変化

キッチンハイターは、生産時の次亜塩素酸ナトリウム濃度が6%に調整されています。保管していると徐々に分解が進み濃度が薄くなる可能性があります。

古いキッチンハイターを使う場合は、濃度を調節しながら使ってみてくださいね。

希釈の目安

引用元:花王公式サイトQ&A

まとめ

キッチンハイターの使い方について解説をしました。

花王の台所用漂白剤には、「キッチンハイター」と「キッチン泡ハイター」があり、

  • まとめてつけ置きするには「キッチンハイター」
  • まな板やお弁当箱、排水口など、こまめに除菌したい場合は「キッチン泡ハイター」

が便利です。

それぞれ、キッチン以外の掃除にも使えます。塩素系の強い漂白剤ですので、成分や使用方法を理解し、正しく使うことが大切です。

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