ハートは世界で広く使われているモチーフですが、国や文化によりハートの色が表す意味が異なることをご存じですか。
特にメールやLINEで海外のお友達とやり取りする場合、ハートの色の意味を知っておかないと、思わぬ誤解を招いてしまうかもしれません。
海外とSNSで交流する方にとっては、「知っておいて損はない!」情報となっています。ぜひ参考にしてくださいね。
ハートマークについて
ハートマークは、
愛情・幸福
を表しています。
歴史をたどってみると、ハートの形は、
- 植物の葉
- 心臓
が元になっていると考えられています。
1.起源は古代ギリシアや古代エジプトまでさかのぼります。貨幣や土器、ミイラマスクなどにハートの文様が使用されていました。
2.ハートマークが心臓や愛を象徴するようになったのは中世ヨーロッパからです。背景には、キリストの心臓を人類に対する愛の象徴とする、「イエス・キリストの聖心崇拝」があります。
日本にもハートマークがあった
日本でも、「猪目(いのめ)」というハートマークが神社などの建築物で多く見られます。もとはハートを逆さにした形で、「魔除け」の意味が込められています。
「お釈迦様が悟りを開いたとされる菩提樹の葉が、ハートの形をしていることから」という説もありますが、起源についての定説はありません。
見つけるときっと幸せな気分になりますよ。
神社にお参りに行ったときなどには、ぜひ探してみてくださいね。
ハートの色に込められた意味
普段あまり意識せずに、メールやLINEでやりとりしているハートマークですが、海外では色によって意味が異なります。
海外の人に送る場合、色が表す意味に注意しましょう。
主に英語圏でとらえられている色別の意味について解説します。
赤いハート
赤いハートは
- 真実の愛
- 情熱
- 喜び
などを意味します。
友達だと思っている異性に送ってしまうと、勘違いされてしまうかもしれませんので注意しましょう。
ピンクのハート
ピンクのハートには
- 可愛い
- 恋
などの意味があります。
情熱的な愛よりは控えめな恋というイメージでしょうか。ちょっと気になる人に、「かわいいね」という気持ちを伝えるには最適な色です。
オレンジ色のハート
オレンジ色のハートは
- 好き(like)
- 幸せ
- 安心感
などの意味があります。
赤やピンクは好きな異性に送りますが、オレンジは友だちと思っている相手に送ります。あくまでも恋愛感情を持っていない相手に送りましょう。
黄色のハート
黄色のハートは
- 友情
- ユニーク
などの意味があります。
明るい太陽のような、元気で楽しい友情がずっと続いてほしいという願いを込めて、友人に使いましょう。
緑のハート
緑色のハートは
- 新しい出会い
- あなたは面白い
- 羨ましい
などの意味があります。
新しく出会った友人に使うとよいですが、「羨ましい」「嫉妬している」という意味合いもありますので、注意が必要です。
青いハート
青色のハートは
- 揺るぎない愛
- 信頼
- 恋しい
を意味します。
青色は、恋愛だけでなく、家族や友達に会いたいときや寂しい時にも使われます。
注意したいのは水色です。「あなたの恋人になりたい」の意味ですので、間違えないようにしましょう。
紫のハート
紫色のハートは
- 優しい
- 性的魅力
- ロマンティックな愛
などの意味があります。
恋愛感情のない異性に送ると誤解されやすい色です。
アメリカには、母国のために負傷した兵士に贈る勲章に「パープルハート賞」があります。
黒いハート
黒色のハートは
- 嫌悪
- 悲しみ
- 嫌い
などの意味があります。
海外の人に送る場合は注意が必要な色です。仲のよい友人がブラックジョークとして使うこともありますが、よほど気心の知れた相手以外は使わない方が無難です。
白いハート
白色のハートには
- 終わり
- 好きだったよ
- ありがとう
などの意味があります。
白いハートは「終わり」を意味しますので、間違って使ってしまうと、相手に寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
茶色のハート
茶色のハートには
親友
温和
落ち着き
などの意味があります。
大地を連想させる茶色は、落ち着きや深い友情を表し、親友へのメッセージに使うことが多い色です。
まとめ
日本と海外における、ハートの色についてご紹介しました。
海外では、色がもつ意味をとても大切にしていることがよくわかりました。ちょっとした心遣いで誤解が回避できたり、逆にハートの色にメッセージを込めることもできるので、覚えておくとよいですね。
SNSを通じて、海外の人との交流がより簡単にできるようになってきました。心情を表現する大切なコミュニケーションツールである絵文字を、上手に使っていきましょう。