13インチなどの「インチ」とは?
現在、職場や自宅でノートパソコンを使用している方いらっしゃると思います。
私も職場は14インチのWindowsパソコン、自宅では同じく14インチのMacbookを使用しています。
ところで、14インチの「インチ」ってなにかご存じですか。
まずは、ノートパソコンの画面の大きさを表す「インチ」という単位についてお伝えします。
パソコンの画面サイズは「センチ」ではなく「インチ」表記
「インチ」というのはアメリカで主に使用される「ヤード・ポンド法」の単位です。
なぜパソコンの大きさを表すのに使用されているかというと、パソコンの画面は海外で製造されたものが多いからです。
だから、「ヤード・ポンド法」が使用されています。
でも、日本では「インチ」使う場面はあまりありませんよね。
いまいち、パソコンの大きさがわかりにくのはそのためです。
ノートPCで使われる「13インチ」と「13型」は同じこと?
パソコンの画面の大きさを表すのに「型」使われます。
ただ、この「型」という単位は正式なものではなく、「画面の対角線の長さ」を表しています。
画対角線が14インチならば、14型なので、「インチ」と「型」は同じです。
それにしても、なぜ「インチ」のほかに「型」などという単位を使っているのでしょうか。
それは、日本の「計量法」のなかに「規定する計量単位以外の計量単位を取引や証明に用いてはならない」とあるからなんです。
13インチの大きさってどのくらい?
パソコンの大きさをわかりやすく把握するために、紙の大きさを表す「A4」は使うとイメージしやすいですよね。
ノートパソコンの大きさをA4サイズと比較すると?
A4サイズはインチに換算すると14.3インチとなり、14インチのパソコン画面サイズと同じくらいの大きさとなります。
ただ、画面の枠とかキーボードなどのパーツを入れると、14インチはA4サイズよりちょっと大きくなります。
そのことをふまえて、ノートパソコンのサイズを選びましょう。また、実は、同じ13インチのノートパソコンでも画面サイズは13.3インチや13.5インチと大きさが異なるので、購入前に自分が欲しいパソコンの画面サイズを調べておきましょう。
A4サイズ=約14.3インチ
様々なところで使用される書類の主なサイズはA4になっています。A4の各辺の長さは21cm × 29.7cmです。
1インチは2.54cm、1cmはおよそ0.393インチなので、A4用紙の対角線の長さ36.4cmをインチに換算すると、約14.3インチもしくは14.3型となります。
13インチノートPCのほうが大きくなることも
先ほど述べたように、画面の大きさに画面の枠やパーツを加えた場合、A4サイズより13インチのパソコンの方が大きくなる場合があります。
13インチMacBook Pro、MacBook AirはA4サイズと大きさは大体同じ
私は自宅でMacBook Airを使用していますが、A4のコピー用紙と比べるとほぼ大きさが同じです。
次にMacBook Airを買い替えるときは、A4のサイズを参考にしたいと思います。
みなさんもMacBook ProとMacBook Airを購入する場合は参考にしてくださいね。
13インチのMacBook ProとMacBook Airのサイズ
計測してみると、13インチのMacBook ProとMacBook Airのサイズは、幅30.41cmで奥行き21.24cmでA4サイズとほぼ同じ大きさです。
13インチのノートパソコンは持ち運びに向いている?
普段からパソコンを持ち歩いて、カフェなどでお仕事や作業をする方もたくさんいると思います。
持ち運びに便利な大きさはどのくらいなのか気になりますよね。
ノートパソコンの画面サイズ一覧
ここで、だいたいのパソコンの画面サイズを書いておきますね。
・10インチ:横幅22.1cm 縦幅12.5cm
・11インチ:横幅24.3cm 縦幅13.7cm
・12インチ:横幅26.5cm 縦幅14.9cm
・13インチ:横幅28.7cm 縦幅16.2cm
・14インチ:横幅30.9cm 縦幅17.4cm
・15インチ:横幅33.2cm 縦幅18.7cm
・16インチ:横幅35.4cm 縦幅19.9cm
画面のみの大きさなので、パーツも含めたパソコン本体の大きさはもう少し大きくなりますので購入前に必ず確認しましょう。
持ち運び前提なら13インチや14インチがおすすめ
ノートパソコンを持ち歩く際、重さなどを考えると13、14インチが最適です。
15インチ以上のノートパソコンは画面が見やすい反面、重くなるので持ち運びに不便です。
アスペクト比も考慮しよう
ノートパソコン選びはアスペクト比でサイズ感が違ってきます。
ワイド型やスクエア型と呼ばれるものがあるので、販売店で確認してから購入しましょう。
13インチのノートパソコンを選ぶポイント
OS
パソコンのOS(オペレーティングシステム)は、「WindowsOS」「MacOS」「ChromeOS」の3種類あります。
WindowsOSは最も普及したOSであり、採用しているノートパソコンや対応しているソフトが多く、一般的な会社ではこのOSが多いのではないでしょうか。
MacOSは直感的な操作ができるので、デザイン系の仕事現場で愛用されています。
Chrome OSはデータの保存をウェブ上で行うので、起動や動作が早いです。
それぞれの特徴をふまえて、用途に合ったOSを選びましょう。
CPU
CPUは処理速度にかかわります。CPUが高性能であれば、動画編集やPCゲームも高速で処理できる。スペックを重視するのであれば、インテルの「Corei5」やAMDの「Ryzen5」以上を選べば確実です 。ちなみに最新は「Corei9」、「Ryzen9」です。
一方でウェブを見るだけとか、資料を作成するだけなら、高性能なパソコンでなくても大丈夫です。
メモリ
メモリはデータ等を一時保存する役割です。メモリの容量が大きいとマルチタスクがしやすくなります。
複数のアプリを同時に使用するなら8GB以上必要です。
PCゲームや動画編集を主に使う場合は、16GBや32GBなど大容量のタイプがベストです。
ストレージのタイプと容量
データを保存するストレージは、主に「HDD」と「SSD」に分かれます。
従来から使われているHDDは、低コストかつ大容量です。SSDは、データの転送速度が速いのでノートパソコンやソフトの起動が早いです。
主に文書を保存するためならば、容量は少なくても構いません。動画や画像を大量に保存するためには、512GB以上あるといいです。
HDD」と「SSD」の両方を搭載したタイプもあるので、容量が必要で、かつデータ転送も早くしたいのならばそのようなタイプを選びましょう。
重量と堅牢性
軽量タイプのノートパソコンなら持ち運びがしやすいですが、堅牢性も重要です。マグネシウム、アルミなどを使用した機種ならば丈夫で、傷がつきにくいです。
メーカーが品質試験を実施しているので、そちらもチェックしましょう。
Wi-Fi6への対応
2023年3月現在、Wi-Fiの最新規格はWi-Fi6です。従来のWi-Fiより、「省エネ」「高速」「混雑に強い」のが特徴です。
古いパソコンでもウェブの閲覧くらいなら問題ありませんが、せっかくWi-Fi6対応のルーターを使用するなら、最新のノートパソコンを選びましょう。
ポートの種類と数
接続できる周辺機器はポートの種類によって異なります。マウスやキーボードをつなぐUSB端子、モニターやテレビとつなぐHDMI端子など、それぞれの役割を確認しましょう。さ接続したい周辺機器に合わせてポートの種類を確認しておきましょう。
連続駆動時間
外出先で充電できない場合、結構ありますよね。
そのような状況で使用する機会が多い人は、バッテリーの連続駆動時間に注意しましょう。負荷がかかる使用をすればそれだけ駆動時間は短くなります。
そのため、考えられる使用時間より余裕があるノートパソコンを選びましょう。軽量タイプはバッテリーの駆動時間が短い場合が多いので、モバイルバッテリーの使用も検討しましょう。
Officeなどソフトの有無
スペックはいいのに比較的安価なノートパソコンが結構ありますが、だいたいofficeが付属していないことが多いです。
Officeがインストールされているかどうかはものすごく重要です。officeを別に購入してもいいのですが、インストールされたパソコンを購入するより高いです。
ビジネスの場面で使用する人はoffice付きを選んだ方がよいです。
13インチのノートパソコンは大きさや使い勝手のバランスがよい
今まで見てきましたように、画面の見やすさ、持ち運びを両立させたい方には13インチのノートパソコンが大きさと使い勝手のバランスがよいです。
用途を考えたうえで、今まで見てきた点をふまえて自分に最適なパソコンを選びましょう。