皆さんは「着払い」で荷物を送付したことはありますか？
たとえば、
・ネット通販で商品を購入したけど「違うものが届いた」「サイズが合わなかった」などの理由で返品する
・メルカリやフリマサイトで商品より送料の方が高くなってしまうので送料は相手に負担してもらう
など、現在様々な取引で着払いは利用されています。
では、着払いで荷物を送りたいときにどのように対応すれば良いのでしょうか？
この記事では荷物を着払いで送付する方法や注意事項などを詳しく説明していますので、送付時の参考にしてみてください。
着払いが利用できる郵便の種類
はじめに、着払いを利用できる送付方法ですが、実は3種類しかありません。
着払いできるのは「ゆうパック」「ゆうパケット」「ゆうメール」
サイズが異なるため、自分が送付したい荷物によって使い分ける必要がありますが、着払いを選べるのは「ゆうパック」「ゆうパケット」「ゆうメール」の3種類だけ。
また、郵便局以外のヤマト運輸や佐川急便でも利用可能です。
「ゆうパック」「ゆうパケット」「ゆうメール」の使い分ける基準については後ほどご紹介していきます。
郵便を着払いで送る方法
実際に着払いで送るために自分で対応しなければならないことが、送付方法によって異なります。
ゆうパック：着払い専用ラベルに必要事項を記入して郵便局・ゆうパック取扱店へ持っていく
ゆうパケット：外装の表面見えるところに「着払」と記載して郵便局窓口へ持っていく
ゆうメール：外装の表面見えるところに「着払」と記載して郵便局窓口へ持っていく
このように、ゆうパケットとゆうメールは基本的に同じ方法となっており、またこの2つは受取人の承諾があればポストに投函してもOKです。
ポスト投函の場合にはサイズに気を付けること、事前に受取人に連絡しておくようにしましょう。
郵便着払いの料金
着払いの料金はゆうパックだと通常配送と同じ価格で利用可能ですが、ゆうパケットとゆうメールは通常料金にプラスで着払いの手数料が発生してしまいます。
なお、ゆうパックとゆうメールの着払い手数料は配送方法などによって異なりますが、15円～26円なので受取人にもそのように伝えておくと良いでしょう。
ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの使い分け
着払いが利用できる3つの送付方法ですが、中身やサイズによって使い分けが必要です。
そこで使い分けの基準を詳しく説明していきます。
本・CDなど送る場合
中身が本やCDなどで、重さが1kg以内、厚さが3cm以内であれば「ゆうメール」がオススメ。
送料は重さによって変わり180円～と比較的価格を抑えることができる反面、追跡サービスは付いていない点は把握しておきましょう。
ゆうメールには送付用の専用ラベルはないため、封筒の表側に「着払」と記載して送付します。
厚さ３cm以内、A4サイズの荷物の場合
雑誌や薄手の洋服など、厚さが3cm以内でA4サイズ(210cm×297cm)の荷物は「ゆうパケット」での送付がオススメ。
送料は厚さによりますが250円～360円にプラスで着払い手数料がかかります。
発送時に郵便局から通常のゆうパケットラベルをもらい、貼り付けることで送付完了です。
上記以外or補償を付ける場合
荷物の紛失・破損時に備えて補償を付けたい場合やゆうメールとゆうパケットの規格に収まらない場合はゆうパックでの送付になります。
その場合、着払い用の伝票があるのでそれに必要事項を記入して送付するだけ。
送料は通常のゆうパックと同じで着払い手数料は発生しません。
なお、サイズは縦＋横＋高さの合計が170cm以内、重さ30kg以内までとなっており、25kgを超える荷物は「重量ゆうパック扱い」となる点も覚えておきましょう。
郵便着払いの注意事項
最後に、着払い利用時に気を付けたいポイントをご紹介します。
受取人に着払いの承諾を得てから発送する
着習い利用時に気を付けたいのは、荷物を送付する前に必ず送付先に着払いであることを理解してもらってから送付すること。
特に連絡もせず勝手に送付をしてしまってトラブルに発展してしまったり、受取人が受取拒否をした場合には結局自分が払うことになります。
さらに着払い手数料が発生して通常発送より金額が高くなることを知らない方もいるかもしれません。
受取人に伝える場合には着払いであること、(ゆうメールとゆうパケットの場合)手数料がかかることをあらかじめ伝えておくと安心です。
ネット通販での購入品の返品はサイトによって送料負担がどちらになるのか異なるため、確認してから送付するようにしましょう。