- スマートレターの料金はどれぐらい?
- スマートレターはどこで買えるの?
- スマートレターの利点ってなに?
こんな悩みが解決する記事を用意しました。
本記事ではスマートレターの料金や購入できる場所について解説します。
お得に買う方法も紹介しているので参考にしてください。
スマートレターとは
スマートレターはA5サイズ・1kgまでの物を、一律180円で全国に配送してもらうサービスです。
利用する場合、切手は必要なくスマートレター専用の封筒があれば利用できます。
封筒は郵便局やコンビニで購入可能です。
サイズ
25×17cmのA5ファイルサイズで、一般的なノートと同じサイズです。
本やDVDなどを送る場合に適したサイズになっています。
DVD1本ぐらいなら余裕で入りますよ。
重量
スマートレターで送れる荷物は、1Kgまでと決まっています。
1Kgを超える場合はレターパックを利用しましょう。
レターパックなら4Kgまで郵送可能です。
厚さ制限
スマートレターは厚みが2cmまでです。
ペットボトルのキャップ(約1.5cm)ぐらいの厚さなら入ります。
重量と同様に2cmを超えるなら、レターパックを使ってください。
レターパックには「レターパックライト」と「レターパックプラス」の2種類があり、料金が異なります。
レターパックライトとレターパックプラスの違いは以下のとおりです。
荷物の厚み | 送料 | |
レターパックライト | 3cm以内 | 370円(税込) |
レターパックプラス | 3cm以上可能 | 520円(税込) |
どちらのレターパックもサイズは34cm×24.8cmで、4Kgまで郵送可能です。
配達スピード
配達スピードは大体2日~4日です。
スマートレターは翌日配達を行っていないので、最低でも2日はかかります。
どのエリアであっても発送してから2日後には届くそうです。
しかし配達を行うのは平日のみなので、土曜日・日曜日・祝日が重なると4日以上かかる可能性があります。
配達方法
スマートレターの配達方法は対面渡しではなく、ポスト投函です。
はがきや手紙といっしょに配達しています。
スマートレターの値段
スマートレターの料金は全国一律で180円です。
210円の普通郵便よりも安く配達してもらえます。
100グラム以下の荷物であれば、定形外郵便の方が送料はお得です。
- 50g以内:120円
- 100g以内:140円
ただし定形外郵便には「規格内」と「規格外」があり、安くなるのは規格内の話です。
規格外になると、送料は高くなるので注意しましょう。
34cm×25cm×3cm以内でなおかつ重量1kg以下なら規格内、それ以上のサイズになると規格外となります。
また定形外郵便郵便を利用する場合、重さとサイズを測って料金分の切手を貼る作業があります。
割と面倒くさいのでスマートレターを利用した方が楽ですよ。
スマートレターで送れる物の例
- 手紙
- 信書
- 本(2cm以下)
- 薄手の衣類
- 書類 CDやDVD、BD
- 小さい装飾品
上記のものであれば、スマートレターの規格の収まる限り郵送可能です。
一般的なマンガ本やDVDのパッケージ(BDやゲームソフトを含む)の厚みが、およそ1.5cmとなっています。
スマートレターを購入できる場所
スマートレターは全国の郵便局やコンビニエンスストアなど、切手を販売しているところで購入できます。
スマートレターは店内の棚には並んでいないので、コンビニで購入する場合「スマートレターの専用封筒をください」と店員さんに伝えましょう。
ほかにも郵便局のネットショップでも購入可能です。
どこのコンビニでも買えるわけではなく売っているコンビニと売っていないコンビニがあります。
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
上記3つのコンビニなら確実に購入可能です。
しかしそれ以外のコンビニ(ファミリーマートやセブン-イレブンなど)では、取り扱っていない場合があります。
またコンビニで買う場合、支払いは現金のみでクレジットカードや電子マネーは使えない点には注意しましょう。
スマートレターを郵便局より安く買う方法
実はスマートレターを安くお得に購入する方法があります。
それは以下の4つです。
クレジットカードや電子マネーで買う
1つ目はクレジットカードまたは電子マネーでスマートレターを購入する方法です。
キャッシュレス決済に対応している郵便局でスマートレターを買う場合は、現金以外の支払い方法が使えます。
クレジットカードや電子マネーで支払いをすませば、ポイントで還元してもらえます。
またミニストップではスマートレターをWAON払い、セブン-イレブンならnanacoで支払い可能です。
ただし先ほど紹介したとおり、セブン-イレブンは必ずスマートレターを置いているわけではない点には注意しましょう。
安く買う方法というよりはお得にスマートレターを購入する方法だと思ってください。
ヤフオクを利用する
2つ目の方法はヤフオクやメルカリなどのフリマサイトを利用する方法です。
運がいいと通常価格よりも安く買える可能性があります。
ただし購入できるのは、誰かが出品している時のみです。
欲しい時に出品されていたらラッキーぐらいに考えておきましょう。
また送料がかかるので、購入する前に郵便局でスマートレターを買うよりお得かチェックしてください。
郵便局のネットショップで買う
3つ目は郵便局のネットショップで購入する方法です。
郵便局のネットショップでもクレジットカードが使えるので、ポイントがたまります。
ネットショップの場合は20枚セットでスマートレターを売っているので、まとめ買いが楽です。 また郵送してもらえるので、取りに行く必要がありません。
今後も継続的にスマートレターを利用する予定がある人にオススメです。
ただし送料が720円かかります。
郵便局のネットショップでスマートレターを購入するなら、他に何かを買う予定がある時だけにしておきましょう。
合計5000円以上の買い物をすると、送料が無料になります。
金券ショップで買う
最後は金券ショップで購入する方法です。
先ほど紹介したヤフオクで購入する方法と同じで、定価より安く買える可能性があります。
ヤフオクと違って送料はないので、店内の価格で購入可能です。
たとえば税込み170円で売られているなら、そのまま10円お得です。
当然ですが、誰かが売って金券ショップに並んでいる場合にのみ購入可能です。
スマートレターを使うメリット
スマートレターを使うメリットは以下の5つです。
送料が安い
スマートレターは1通180円で送れます。
他の郵送方法と比較してみましょう。
郵便物 | 料金 |
スマートレター | 180円 |
定形郵便物 | 25g以内:84円 50g以内:94円 |
定形外郵便物 (規格内) |
50g以内:120円 100g以内:140円 150g以内:210円 250g以内:250円 500g以内:390円 1kg以内:580円 |
定形外郵便物 (規格外) |
50g以内:200円 100g以内:220円 150g以内:300円 250g以内:350円 500g以内:510円 1kg以内:710円 |
レターパックライト | 370円 |
レターパックプラス | 520円 |
- 手紙
- はがき(定形郵便)
- 定形外郵便物(100g以下)
上記3つを除くと、スマートレターが一番安い方法です。
また定形外郵便物の場合、わざわざ100g以下かどうか計測する必要がある上に、100gを超えるとスマートレターより高い210円になってしまいます。
手間をかけたくない人はスマートレターを活用しましょう。
ポスト投函できるからお手軽
郵送方法はポストに投函するだけとお手軽に利用できます。
手続きも簡単で、封筒を180円で購入して宛名と送り主を書いて、荷物を入ればOKです。
郵送も郵便ポストに投函すればいいので、わざわざ窓口に行く必要もありません。
スマートレターは非常にシンプルな配送方法となっています。
切手を買う、貼る手間がない。封留めのノリも不要
スマートレターは専用の封筒だけあれば荷物を送れます。
わざわざ切手を買って貼らなくてもOKです。
封筒を閉じるための両面テープが張られているので、ノリやテープも必要ありません。
スマートレターの封筒を買ったその場で送ることもできます。
信書を送れる方法の中で最安
ゆうメールやゆうパケット、クリックポストなどでは送れない「信書」を、スマートレターを使って送ることができます。
信書とは…受取人に対して差出人の意思を表示する文書、又は事実を通知する文書。
■書状
■請求書の類 【類例】納品書、領収書、見積書、願書、申込書、申請書、申告書、依頼書、契約書、照会書、回答書、承諾書、◇レセプト(診療報酬明細書等)、◇推薦書、◇注文書、◇年金に関する通知書・申告書、◇確定申告書、◇給与支払報告書
■会議招集通知の類 【類例】結婚式等の招待状、業務を報告する文書
■許可書の類 【類例】免許証、認定書、表彰状 ※カード形状の資格の認定書なども含みます。
■証明書の類 【類例】印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写し、◇健康保険証、◇登記簿謄本、◇車検証、◇履歴書、◇給与支払明細書、◇産業廃棄物管理票、◇保険証券、◇振込証明書、◇輸出証明書、◇健康診断結果通知書・消防設備点検表・調査報告書・検査成績票・商品の品質証明書その他の点検・調査・検査などの結果を通知する文書
■ダイレクトメール 文書自体に受取人が記載されている文書
総務省 信書に該当する文書に関する指針より引用
送ることができる荷物の種類が多い点も、スマートレターのメリットです。
コンビニでも買えるから深夜、早朝の発送も間に合う
前述したとおりスマートレターはコンビニで購入可能です。
コンビニは24時間営業なので、深夜でも使えます。
スマートレターはその場ですぐに使えるので、深夜や早朝の回収に間に合う可能性があります。
ただし前述したとおり、スマートレターは翌日発送には対応していません。
スマートレターのデメリット
ここまでスマートレターのメリットを5つ紹介しました。
一方でスマートレターには、以下6つのデメリットがあります。
スマートレター用の資材でしか送れない
スマートレターを利用するためには専用の封筒が必要です。
郵便局やコンビニに買いに行くか、郵便局のネットショップで購入する必要があります。
切手を貼ったふつうの封筒ではスマートレターとして扱ってもらえないので注意しましょう。
輸送中の破損に対する補償がない
スマートレターは損害賠償の対象ではないので、万が一郵送中に破損しても弁償や保証などは一切ありません。
不安があるなら定形外郵便やゆうメールなど、スマートレター以外の方法で郵送することをオススメします。
どうしてもスマートレターで送りたいなら、しっかりと中身を梱包して保護しておいてください。
速達サービスはない
スマートレターには速達のような「追加料金を支払って早く配達してもらうサービス」はありません。
スマートレターの配達速度は普通郵便と同じと考えておきましょう。
前述のとおり、届くまでに2日~4日はかかると思っておいてください。
追跡サービスはない
スマートレターには追跡サービスがありません。
【追跡サービスとは?】
出した郵便物がきちんと配達先に届いているか確認できるサービス。
どうしても追跡サービスを利用したいなら下記の配送方法を選びましょう。
- クリックポスト
- ゆうパケット
- レターパック
余ってる切手を利用できない
手元に余っている切手を使ってスマートレターを利用することはできません。
先ほど紹介したとおり、スマートレターを利用するなら専用の封筒が必要です。
100円ショップに売っている封筒に180円分の切手を貼っても、スマートレターとしては扱ってもらえません。
なのでスマートレターは専用封筒を購入してください。
匿名配送には使えない
スマートレターを使って匿名で郵送することはできません。
封筒に直接送り主の名前と住所を書き込みます。
通常の荷物であれば万が一荷物が迷子になったときに困りますが、差出人を書かなくても郵送は可能です。
しかしスマートレターの場合は差出人が必要になります。
そのためメルカリの匿名配送サービスなど、自分の身分を隠したいサービスにスマートレターは使わない方がいいでしょう。
スマートレターで送る前に知っておくべき注意点
スマートレターを利用するなら、以下2つについて知っておきましょう。
スマートレターで送れないもの
スマートレターで送れないものとして、以下のものがあります。
- ガラスや陶磁器などのわれもの
- 精密機械などのこわれもの
- なまもの・いきもの
- 芸術作品等代替品の入手が困難なもの
現金・貴金属等の貴重品および爆発物・毒劇物等の危険物等を入れて送付することはできません。
郵便局 スマートレターご利用の条件より引用
現金を郵送する場合は現金書留である必要があります。
料金変更前のスマートレターを持っている場合は使えるのか
スマートレターの料金が上がってしまった場合でも、値上がり前の封筒でも利用可能です。
使う場合は足りない料金分の切手を張り付ける必要があります。
なのでもしスマートレターの封筒を買いだめしている状態で値上がりしても、捨てずに保管しておいてください。