iPhoneやiPadなどのApple製品を使っている方なら、iCloudというクラウドストレージサービスを利用している方も多いのではないでしょうか。
iCloudは写真や動画、メール、連絡先、カレンダーなどのデータを保存できる便利なサービスです。
iCloudには無料プランと、有料プランの2種類があります。
無料プランでは5GBのストレージしか利用できませんが、有料プランでは50GB、200GB、2TB、6TB、12TBのストレージを利用できます。
この記事では、iCloudの料金プランについて詳しく解説します。
iCloudの有料プランを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
iCloudのお得度調査!主要オンラインストレージサービスとの比較
iCloudの料金は、代表的なオンラインストレージと比較して、お得と言えます。
以下の表は、iCloudと代表的なオンラインストレージの料金を比較したものです。
サービス | 無料容量 | 有料プラン | 月額料金 |
iCloud | 5GB | 50GB / 200GB / 2TB / 6TB / 12TB | 130円 / 400円 /1,300円
/ 3,900円 / 7,900円 |
Google Drive | 15GB | 100GB / 200GB / 2TB | 250円 / 380円 /
1,300円 |
Dropbox | 2GB | 2TB | 1,500円 |
OneDrive | 5GB | 100GB / 1TB
/ 6TB |
260円 / 1,490円
/ 2,100円 |
iCloudの無料容量は5GBと、他のオンラインストレージと比べて少なめですが、
有料プランの月額料金は、50GBプランで130円と安価です。
また、iCloudはApple製品と連携しているため、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品でiCloudアカウントを設定しておけば、デバイス間で写真やファイルなどを簡単に共有することができます。
このように、iCloudは料金が安価であり、Apple製品と連携しているため、お得なオンラインストレージと言えます。
ただし、iCloudは容量が2TBを超えると月額料金が1,300円となります。
1TB以上の容量が必要であれば、Google DriveやOneDriveなど、他のオンラインストレージの方がお得になる可能性があります。
iCloud容量を上限いっぱい使っている場合に、どのようなデメリットがある?
iCloud容量を上限いっぱい使っている場合、以下のデメリットがあります。
- バックアップが取れない
iCloudは、iPhoneやiPadなどのデバイスをバックアップする機能があります。
iCloudの容量がいっぱいになっている場合、バックアップが取れません。そのため、
デバイスを紛失したり、故障したりした場合、データが失われる可能性があります。
- メールが送受信できない
iCloudは、iCloudメールというメールサービスを提供しています。
iCloudの容量がいっぱいになっている場合、iCloudメールが送受信できなくなります。
- 写真や動画を保存できない
iCloudは、写真や動画を自動でバックアップする機能があります。
無料プランでは写真や動画の保存に制限があるため、容量がいっぱいになると、
新しい写真や動画を保存できなくなります。
- iPhoneやiPadを機種変更できない
iPhoneやiPadを機種変更するとき、iCloudにバックアップしたデータを新しい端末に復元することができます。容量がいっぱいになると、バックアップが取れないため、
機種変更できません。
- アプリやゲームをダウンロードできない
一部のアプリやゲームでは、iCloudにデータを保存することができます。
容量がいっぱいになると、アプリやゲームのデータを保存できないため、ダウンロードができません。
自分のiCloudストレージ容量の料金はどこでわかる?変更方法
自分のiCloudストレージ容量の料金は、以下の手順で確認できます。
iPhone、iPad、iPod touchで確認する
- 設定を開きます。
- 自分の名前をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 「アカウントストレージ」または「ストレージを管理」をタップします。
Macで確認する
macOS13以降
- Apple メニュー >「システム設定」または「システム環境設定」の順に
クリックします。
- 「ユーザー名」をクリックします。
- 「iCloud」をクリックします。
- 「管理」をクリックします。
macOS12以前
1. Apple メニュー >「システム設定」または「システム環境設定」の順に
クリックします。
2.「Apple ID」をクリックします。
3.「iCloud」をクリックします。
4.「管理」をクリックします。
料金は、プランごとに以下のとおりです。
プラン(容量) | 月額料金 |
5GB | 無料 |
50GB | ¥130 |
200GB | ¥400 |
2TB | ¥1,300 |
iCloudストレージ容量の変更は、以下の手順で行うことができます。
iPhone、iPad、iPod touchで変更する
- 設定Appを開きます。
- 自分の名前をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 「アカウントのストレージを管理」または「ストレージを管理」をタップします。
- 希望のプランを選択します。
Macで変更する
- Apple メニュー >「システム設定」または「システム環境設定」の順に選択します。
- 「Apple ID」をクリックします。
- 「iCloud」をクリックします。
- 「管理」をクリックします。
- 「ストレージプランを変更」をクリックします。
- 希望のプランを選択します。
プランを変更すると、現在のサブスクリプションの請求期間が終わった後から
新しいプランの料金が適用されます。
iCloudの料金プランをアップグレードすると、どんなメリットがある?
iCloudの料金プランをアップグレードすることで、以下のメリットがあります。
- ストレージ容量を増やせる
iCloudの無料プランでは5GBのストレージしか利用できませんが、アップグレードすることで50GB、200GB、2TB、6TB、または12TBのストレージを利用できます。
ストレージ容量を増やすことで、写真や動画、メール、連絡先、カレンダー、その他のファイルを安全に保存することができます。
- iCloud+の機能を利用できる
iCloud+は、iCloudのストレージ機能を拡充するプレミアムサブスクリプションです。
アップグレードすると、以下の機能を利用できます。
・ iCloudプライベートリレー:第三者(サードパーティー)の追跡を回避して、プライベートなWeb利用が可能になります。
・メールを非公開:送信者のIPアドレスを非公開にして、プライバシーを保護できます。
・ HomeKitセキュアビデオ:HomeKit対応デバイスのカメラ(家庭用防犯カメラ)から録画した映像を暗号化して保存できます
・カスタムメールドメイン:独自のメールアドレスを取得できます。
- 家族で共有できる
ファミリー共有を設定している場合、1つの料金プランで最大6人でiCloudのストレージを
利用できます。具体的なメリットとしては、以下が挙げられます。
- 写真や動画をたくさん保存できる
iCloudは、写真や動画を自動でバックアップする機能があります。無料プランでは、写真や動画の保存に制限があるため、アップグレードすることで、より多くのデータを保存することができます。
- iPhoneやiPadを機種変更しても、データを引き継げる
iPhoneやiPadを機種変更するとき、iCloudにバックアップしたデータを新しい端末に
復元することができます。アップグレードすることで、より多くのデータをバックアップできるので、安心して機種変更ができます。
- アプリやゲームのデータを保存できる
一部のアプリやゲームでは、iCloudにデータを保存することができます。
アップグレードすることで、より多くのアプリやゲームのデータを保存できるので、端末を再起動したり、機種変更したりしても、データを失う心配がありません。
- ファイルを共有できる
iCloud Driveを使えば、写真や動画、ドキュメントなどのファイルを家族や友人と共有することができます。アップグレードすることで、より多くのファイルを共有できるので、共同作業やファイルのやり取りがしやすくなります。
iCloudの料金プランをアップグレードするかどうかは、利用している端末や保存したいデータの量によって異なります。ストレージ容量が不足している場合や、iCloud+の機能を利用したい場合は、アップグレードすることを検討するとよいでしょう。