封筒は洋封筒と和封筒に大別されますが、和封筒に住所を書く場合は縦書きが基本となるでしょう。
本記事では、縦書きで住所を書く場合の、数字や英文字の書き方はじめマナーなどを解説しますので、宛名書きで悩んでいる人はぜひ最後まで読んでみてください。
縦書きでの住所の数字の書き方
縦書きで住所を書く時、数字はどのように書くのでしょうか。
この章では、その方法について解説します。
漢数字を使うのが正式マナー
縦書きで住所を書く場合、数字は漢数字を使うのが正式なマナーです。
特にビジネスシーンでは、このマナーを心がけましょう。
2桁以上の数字は十や百を省略する
縦書きの場合、十や百の表記は省略することで見やすくなるでしょう。
例えば、51の場合は「五十一」とは表記せず「五一」とするのがマナーとされています。さらに555の場合は「五五五」と表記します。
0は「◯」を使う
縦書きでは、「数字は漢字を使う」とされますが、0は「○」と表記するのが一般的です。
それに倣うと510は「五一○」と表記されます。
読みにくい場合は算用数字を使っても良い
縦書きにして読みにくい数字の例として、「123」を漢字で「一二三」と表記した場合が挙げられます。
このように間際らしくて読みずらいときは、数字表記でも可としています。
郵便番号は算用数字を使う
封筒の上部には、郵便番号を記入する枠があります。
ここに記入する場合は、漢字ではなく数字で表記しましょう。
縦書き英語住所の書き方
近年では、住所に英文字が入るような状況が多く見受けられます。
この場合、縦書きの表記ではそのまま英文字を入れるといいでしょう。
例えば「SKYビル」などは、「SとKとY」を縦書きでそのまま入れる方が見やすくなります。
封筒マナーの基本と知っておきたいポイント
封筒に記入する住所以外の書き方として「履歴書在中」はじめ「〇〇様」や「〇〇御中」などは知っておきたいですね。
またこの章では、送る中身に応じた封筒選びなど、知っておきたいマナーについて解説します。
目的に合った封筒を選ぶ
封筒を送る際には、目的や中身にあった封筒を選びましょう。
例えば、就職活動などで履歴書を送る場合、A4サイズで作成した履歴書を折らずに送るためには、角形2号の封筒を選ぶといいでしょう。
「様」と「御中」を使い分ける
例えば個人に送る場合は「〇〇様」とし、会社や部署名宛に送る場合は「〇〇御中」としましょう。
さらに、会社などで役職が明確な場合は「〇〇課長」などとするのがビジネスマナーとして適切な方法です。
「在中」を正しく使う
封筒の中身によっては、「在中」の表記が必要な場合があります。
履歴書や請求書がその例で、「履歴書在中」や「請求書在中」の表記を赤文字で入れましょう。
縦型封封筒の場合は左下側に、横型封筒の場合には右下に入れるのがマナーです。