自転車のペダルを漕いでいると、たるみが発生したりすることがありませんか?
本記事では、そんな自転車のたるみについて、発生原因から調整方法や修理にかかる費用など気になるポイントを解説します。
自転車チェーンのたるみの原因
自転車を少しでも長く乗るために、その要ともいえるチェーンのたるみについて理解しておく必要があるのではないでしょうか。
この章では、そんなチェーンのたるみの原因について解説します。
自転車チェーンの伸び
自転車は、足でこぐことでその駆動がチェーンに伝わります。そしてその負担が大きくなると、チェーン同士をつなぐパーツが削れてしまうことがあります。
このようにしてチェーンの伸びが発生します。
これがたるみの原因となってしまうので、修理が必要です。
チェーンの劣化
一般的に自転車のチェーンは、走行距離が3千〜4千キロメートルあたりが交換の目安とされています。
いったんチェーンがたるんだり、伸びたりした場合には調整が効かなくなっている可能性があるので、交換するのがおすすめです。
一方で、チェーンの油差しやこまめな掃除は、チェーンの寿命を少しでも長引かせる効果があるので、普段から心がけましょう。
自転車チェーンのたるみの調整工具
いざ、自転車のチェーンがたるんだ時に必要な工具について解説します。
自転車チェーン引きの確認
チェーンのたるみを調整するためのパーツが、チェーン引きです。
通常、自転車のリアホイールの右側(チェーン側)の車軸を取り外す際のナットの内側に付いているのがチェーン引きです。
チェーン引きの後方に付いているナットを緩めたり閉めたりすることで、チェーンのたるみが調整できます。
自転車チェーンのたるみの調整工具
チェーン引きのナットを調整するためには、モンキーレンチがおすすめです。
モンキーレンチを使えば、ナットの大きさによって微調整が可能です。
一般的にチェーン引きのナットは10ミリ前後のサイズが用いいられていますが、サイズが決まっていれば、それにあったレンチを使えばいいでしょう。
自転車チェーンのたるみの直し方
実際にチェーンのたるみを直す方法を見ていきましょう。作業中にチェーンが外れた時の対象方も交えて解説します。
たるみの直し方
チェーンがたるむと、ペダルを漕いだ時にチェーンが波打ったように回ります。こうなったらいよいよ修理どきです。
まずは後輪の右側のナットを緩めてリアホールを外し、チェーン引きの調整を行います。
チェーン引きの後方についているナットを絞めると車軸がわずか後方に移動することでチェーンのたるみが解消します。
自転車チェーン外れの対処方法
作業中にチェーンが外れてしまった場合には、いったんチェーン引きを緩めてチェーンホイールにはめ直しましょう。
自転車チェーンのたるみの修理料金
チェーンのたるみを修理に出した場合の費用は、自転車の仕様や程度によって異なる場合があります。
一般的にチェーンカバーがある場合には、カバーの着脱とチェーンのたるみ調整でおおよそ5000円前後かかるでしょう。
チェーンカバーがなく、シンプルな構造の場合、500円前後で修理できる場合もあります。
修理に出す場合には、最寄のサイクルショップでまず見積もりをとりましょう。
まとめ
本記事では、自転車のチェーンのたるみがなぜ発生するのかや、たるみを自分で直す場合を中心に解説しました。
自転車のペダルを漕いでいてチェーンの異常に気がついたら、それがたるみの場合、チェーン引きによって自分で調整できる場合もあれば、修理に出した方がいい場合もあるでしょう。
自分の自転車の構造をある程度知っておくことで、自転車を大切に扱うきっかけになればいいですね。