上着のブレザーとジャケットは普段ではどのように使い分けていますか?
そもそも、習慣的にブレザーを着る場合もあればジャケットで済ますという場合もあるのというのが現状ではないでしょうか。
本記事ではブレザーとジャケットについてそれぞれに詳しく解説します。
ブレザーとジャケットの定義と違い
袖のある前びらきの上着の総称がジャケットで、ブレザーはそのジャケットのカテゴリーの一部であるとされています。
ブレザーはテーラードジャケットの一種
カジュアルからフォーマルまでのカテゴリーに分類されるジャケットですが、その中でもフォーマルなのがテーラードジャケットで、これはブレザーとして一般的に認識されています。
通常ブラザーは紺や黒の無地で、メタル調の足つきボタンや胸ポケットにエンブレムモチーフが施されています。
ブレザーの由来
メタル調のボタンや胸のエンブレムが特徴のブレザーは、スポーティなジャケットや制服としてその用途は多彩ですが、そのルーツについて詳しく見ていきましょう。
イギリスが発祥とされるブレザーですが、その始まりには諸説あります。
遡ること1840年代のイギリス海軍において、戦艦「ブレザー」の艦員服がダブルの金ボタンで紺のフランネル製であったことに由来する説がその一つとされます。
ジャケットの由来
前章でも紹介した通り、袖のある前びらきの上着の総称がジャケットで、腰丈程度の上着です。その用途は、カジュアルからフォーマルまで多様なジャンルにまたがります。
ブルゾンやジャンパーもジャケットならブレザーやテーラードジャケットもジャケットといえます。
その語源は元来兵士の胴衣を意味するフランス語のjacques(ジャキ)またはスペイン語のjaque(ハケ)から英語のjak(ジャック)へと導かれたとされる説があります。
スーツ定義
ビジネスマンであればなじみのスーツですが、スーツの場合、上着とズボンが同一生地で上下組として販売されているのが一般的です。
また、スーツにはシングル、ダブルなど、ボタンの配置による区別や、ベストが加わった3点セットのスリーピーススーツなどに加えて生地にも違いがあり、季節やシーン別の使い分けが楽しめます。
よく比較されるテーラードジャケットとの違いについては、スーツには肩パッドがあることやポケットが内側から縫い付けられていることなどがスーツの特徴といえるでしょう。
まとめ
ジャケットは、ブレザーを含む上着の総称であることからもわかるようにカジュアルからフォーマルまでその用途の幅は広いことがわかりました。
一方のブレザーは、アメリカンやブリティッシュ・トラディショナルに端を発したトラッドなコーディネイトや、スポーティなソフトフォーマルの必須アイテムとして今後もその活躍が期待されるでしょう。