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北海道の雪の降り始めはいつからいつまで?冬の北海道の楽しみ方

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皆さんは北海道に対してどんなイメージがありますか?

北海道は広い、食材が美味しい、観光地が豊富にあるなどのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、北海道が日本最北端に位置することから「雪や寒い」を連想する方が大半ではないでしょうか。

本記事では北海道で降る雪の期間や北海道の冬ならではの楽しみ方や注意すべき点について詳しく紹介します。

北海道ではいつからいつまで雪が降るの?

北海道は夏は涼しくて魅力的ですが、日本でも希少な冬景色を堪能するために冬に訪れる方がほとんどかと思います。そこで気になるのが「北海道で雪がいつからいつまで降るのか?」ですよね。

以下では北海道の降雪期間について紹介します。

雪が降り始めるのはいつから?

北海道で雪が降り始めるのは例年10月下旬~11月上旬になります。但し、いきなり雪が積もるわけではなく、何度か雪が降っては溶けてを繰り返すうちに根雪になります。

北海道各地の初雪観測日(2023年寒候年) ※2022年8月~2023年7月

2023年寒候年の初雪観測日は例年の傾向と比較して遅い結果となりました。

・札幌市 11月16日 (平年差:15日遅い)

・旭川市 11月4日 (平年差:16日遅い)

・函館市 11月4日 (平年差:3日遅い)

・稚内市 11月3日 (平年差:15日遅い)

・釧路市 11月14日(平年差:7日遅い)

参考: https://www.data.jma.go.jp/sapporo/tenki/snow-frost-ice/snowfrostice.html

雪が降るのはいつまで?

例年3月中に雪が降りやむ傾向がありますが、積雪の多い地域では雪が降らなくなった後でも5月のゴールデンウィークに残雪が確認できることも珍しくない光景です。

但し雪が降らなくなっても、本州と比較すると気温が格段に低いので3月や4月に北海道に観光される際は服装に注意が必要です。

北海道で特に雪が多い地域は?

北海道で雪が多い地域は日本海側かつ内陸の山々がある上川・空知地方などです。

日本海側で雪が多い理由としては、シベリア大陸からくる乾いた冷たい空気が日本海側の温かい水蒸気を抱いて横断し、空気が山を越える際に雪が降る為です。

北海道で最も年間降雪量が多い場所は上川地方に位置する幌加内市です。平年で1348cmもの降雪量があります。

【月別】北海道の積雪・気温傾向

以下では北海道主要都市における月別積雪量・気温について紹介します。

12月

雪が完全に根付くのが12月頃となりますが、このあたりから平均気温がマイナスになる日が多くなりますので、服装や交通状況に注意が必要です。

北海道各地の平均気温 (1981年~2010年)

・札幌市 -0.9℃

・旭川市 -4.3℃

・函館市 0.0℃

・稚内市 -2.0℃

・釧路市 -1.9℃

1月

1月は12月と比較して一気に寒くなります。また、積雪量も増え続けていき、帰省などで人の出入りが多くなる時期になりますので、1月に北海道を訪れる際は余裕を持ったスケジュールで計画を立てましょう。

北海道各地の平均気温 (1981年~2010年)

・札幌市 -3.6℃

・旭川市 -7.5℃

・函館市 -2.6℃

・稚内市 -4.7℃

・釧路市 -5.4℃

2月

2月は1月と比較すると気温は少し上がりますが、まだまだ体感では寒いですので注意が必要です。また、2月は冬のイベントが最も多い時期で世界中から観光客が北海道に押し寄せます。

北海道各地の平均気温 (1981年~2010年)

・札幌市 -3.1℃

・旭川市 -6.5℃

・函館市 -2.1℃

・稚内市 -4.7℃

・釧路市 -4.7℃

参考: https://www.kuraso-hokkaido.com/hokkaido_detail/temperature.html

雪の北海道でおすすめの楽しみ方

積雪が多い北海道ではその独特な雪の魅力に虜になる人も少なくないはずです。以下ではそんな北海道の冬限定の楽しみ方について紹介していきます。

雪あそび

雪あそびは雪合戦やかまくら作りなど雪を使った遊びなので、雪さえあればどこででも遊べるのでおすすめです。

あとは北海道に住んでいると、歩道で子供が乗るそりを親御さんが引っ張って散歩している姿もよく目撃します。アイデアさえあればまだまだ色々な遊びができそうですね。

スノースポーツ

北海道は雪質が良く、世界でも屈指のスノースポーツが盛んな地域です。中でもスキーやスノーボード、スケート、アイスホッケーなどメジャーなスノースポーツがある一方で、最近では新しいスノースポーツが盛り上がりつつあります。

雪上をスケートのように滑れる「snowfeet」が2019年に日本に上陸し、一部のファンに親しまれています。

参考:https://snowfeet.co.jp/

雪に関するおまつり

北海道では様々な雪に関するおまつりが開催され、北海道在住の人ばかりではなく、規模が大きいまつりになると世界中から観光客が来ます。

北海道のおまつりでは雪や氷を利用した彫刻を数多く見れますが、毎年形が違うので新鮮な気持ちでおまつりを楽しむことができるでしょう。

そんな魅力的な北海道のおまつりは後ほど詳しく紹介します。

雪に関する自然現象の観察

北海道では時に人間を歓迎していないと感じ取れるくらいの環境に変貌します。

しかし、そんな環境でしか見ることができない自然現象も多々あるのです。

有名な現象は特定の気温/時間になると粉雪が朝日に反射してキラキラ輝く「ダイヤモンドダスト」現象などがあります。

北海道で有名な雪に関するまつり

北海道では雪を利用した大きいまつりが毎年開催されています。北海道に遊びに来られる際はまつりの時期に合わせて来ると、北海道を最大限楽しめるのではないでしょうか。

さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりは毎年2月に開催される雪と氷の彫刻の祭典です。日本全国でも有名なまつりですが、海外からわざわざ来る人も多く、2023年2月の入場者数はメイン会場となっている大通り会場で1,750,000人もの人が来場しました。

さっぽろ雪まつりに来られる際は、ホテルの予約が取れないケースが多々ある為、計画的なホテル予約が必要でしょう。

参考:https://www.snowfes.com/uploads/892520b98982a4cc8bc589dc40cc6c81efeef90c.pdf

さっぽろホワイトイルミネーション

さっぽろホワイトイルミネーションは札幌市内の5会場(大通り会場など)で楽しめる冬の時期限定のイルミネーションです。

そのオシャレなイルミネーションから映えスポットとしても若者中心に人気があります。開催時期については会場によって異なりますが、2022/11/22~2023/3/14まで開催される予定です。

小樽雪あかりの路

小樽市はそのレトロな運河町から冬以外にも多くの観光客が訪れることでも有名ですが、1999年に始まった「小樽雪あかりの路」ではそんな街並みにスノーキャンドルで彩られ、街並みがより一層オシャレになります。

千歳・支笏湖 氷濤まつり

千歳・支笏湖 氷濤まつりは支笏湖の水を使用して作られた氷のオブジェにライトアップが加わって、自然と人間が融合した美しさを存分に観察することができます。

会場となっている千歳市は新千歳空港や支笏湖温泉からも距離が近い為、観光の候補として入れてみてはいかがでしょうか。

層雲峡温泉 氷瀑まつり

層雲峡温泉 氷瀑まつりでは、旭川市からのアクセスが良好な層雲峡温泉で開催されるまつりですが千歳・支笏湖 氷濤まつりと同様にライトアップされた氷のオブジェを味わうことができます。

他にも地元の酒が飲める「氷の酒場」や子供がうれしい「チューブスライダー」も同時に楽しむことができるのでご家族で訪れてみてはいかがでしょうか。

雪の時期の北海道の「ここがヤバい」3つ

雪の時期の北海道は楽しいことばかりでは無く、いくつかのデメリットも持ち合わせています。以下は普段雪に親しみが無い人はもちろんのこと、ある程度雪に慣れた人も注意すべきことであると言えます。

1.スタッドレスタイヤでも滑ることがある

例に漏れずに北海道民は冬の運転の際に必ずスタッドレスタイヤを装着します。但し、スタッドレスタイヤでも滑ることがある為、運転には速度をいつも以上に落として注意が必要となります。

以下では滑りやすい場所を纏めましたので、運転前に是非ご覧ください。

冬道で滑りやすい場所

・交差点周辺~交差点は車から発生する熱で路面の雪氷が溶けて非常に滑りやすくなっています。

・轍のある路面~轍のある路面では横滑りしやすくなります。

・橋/高架橋~上下方向から冷やされる為、橋だけが凍っているような状況も少なくありません。

・トンネルの出入り口~日陰になっていることが多い為、路面が凍っているケースが多いです。

2.雪の影響で飛行機が欠航になることも多い

北海道に訪れる際に飛行機で訪れる方が多いかと思いますが、天候の悪化により冬は飛行機の欠航が度々起きてしまいます。

北海道の空港は雪への対策として、滑走路にロードヒーティングが備えついていますが、吹雪の日など視界不良となった場合は、空へ飛び立つことができない為欠航となってしまいます。

従って、旅行の際は最悪欠航になったことを想定して余裕のあるスケジュールを立てておくと良いでしょう。

3.ホワイトアウトが起こる

ホワイトアウトは吹雪などで視界が真っ白の状態になり、周囲の状態が分からなくなってしまう視界不良現象のことをいいます。

ホワイトアウトは降雪地域特有の現象の為、中には想像しにくい人もいるでしょう。

見慣れた道を走行していてもホワイトアウトになると方角が分からなくなってしまう為、ホワイトアウトは最悪の場合遭難してしまうほどの危険性を持っています。札幌のような都会の町でも起きうる現象なので観光の際は注意が必要です。

ホワイトアウト時の注意点を以下に纏めますので、事前にご確認下さい。

ホワイトアウト時の注意点

・そもそも外出しない~観光したい気持ちもあると思いますが、命あっての観光と思いますので外出しない遊びをしましょう。

・既に外出している場合~近くの建物に避難しましょう。建物が無い場合は携帯電話などで救助を要請するのが良いでしょう。

・車を走行中の場合~追突の恐れがある為むやみに車を止めずにハザードランプをつけたままゆっくり走行しましょう。但し、確実に周りに車が通らないような場所であればハザードランプをつけて安全な場所に停車して下さい。

雪の時期の北海道を訪れる際の注意点

雪の時期の北海道を観光する際、本州以上に自然の脅威に触れる機会が多くなります。従って、北海道に訪れる前に以下について前もって確認しておくことが重要です。

防寒対策をする

冬の北海道を楽しむために、寒いと感じる服装では旅行を楽しめない可能性があります。

以下ではおすすめの冬の服装を紹介します。

冬のおすすめコーデ

・アウター/トップス~アウターには厚手かつロングコート、インナートップスもニット素材や保温性が優れたものを着用すると良いです。

・ボトムス~防風加工を施されたものや裏ボア素材のものがおすすめです。

・靴~雪道で歩く場所がボコボコしていたり、滑りやすくなっている為、足元にはスノーブーツや滑り止め加工がされた靴を着用してください。

また、状況に応じて手袋やニット帽子、タイツの着用による更なる防寒をご検討下さい。

ライブカメラで現地の状態を確認する

最近では動画サービスを通じて、現地の状況をライブカメラで確認することが出来るので、積極的に利用していきましょう。自分が住んでいる地域とのギャップを事前に確認できるため準備・対策もより一層しやすくなるかと思います。

公共交通機関を利用する

初めての北海道や寒い冬に慣れていない人には、公共交通機関の利用をおすすめします。

北海道は広大な土地である為車移動が便利ですが、車の運転に常に気を使ってしまい旅行を存分に楽しめない可能性があります。

北海道の有名な観光地は基本公共交通機関で訪れることもできるので安心して旅行を楽しむことができるでしょう。

余裕をもってスケジュールを組む

先述のとおり、冬の北海道への旅行は厳しい自然を相手にする為、スケジュール通りに旅行できない可能性があります。従って、遅れが出ることを想定してスケジュールを立てておけば余裕をもって観光を楽しむことができるでしょう。余裕をもったスケジュールでひょっとすると思わぬ発見や場所があるかもしれません。

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